赤ちゃんは、新生児の頃はまだロンパースなどのベビー服を着ていてほとんど寝ている時間も長いものです。
夜に改めてパジャマに着替えさせる必要もないものです。
しかし、具体的にいつ頃から着せ始めるのが良いのでしょうか。
1.パジャマの最初の目安は首が座り始めたころ
生後1か月前後の首が座った頃は、赤ちゃんも起きている時間が少しずつ長くなってきます。
着替えもさせやすくなってきますし、動き回る前のこのくらいの時期から着替えに慣れさせると楽です。
少しずつ起きている時間と寝ている時間にメリハリをつけてあげることは赤ちゃんの身体にも大切です。
衛生面でもなるべく早めに着替えを習慣づけてあげるほうがぐっすり寝てくれるようになるでしょう。
あくまでも目安なので、睡眠時間がまだ落ち着かなかったりする場合は、慌てなくても大丈夫です。
2.外出できるようになる2~3か月のころにパジャマを着てもらう
2~3か月頃になると、お母さんの産後の体調も落ち着いて赤ちゃんもと外出することができるようになってきます。
外出するようになると、赤ちゃんも昼と夜の違いもつけやすくなりますから、パジャマを着せ始めるタイミングとしては適しています。
外出すると風にあたったりして洋服も汚れるようになってしまいす。
外出するときには、外出用のオシャレな洋服を着てもらい、夜寝るときにはよく眠れるようにパジャマを着せてあげるようにして、赤ちゃんと一緒に生活のリズムを作りましょう。
3.お座りができるようになったころにパジャマ
お座りができるようになるのは5~6か月ころですが、お座りができればさらに着替えをしやすくなります。
お座りができない頃は寝ている体勢が多いですから、難しいときは無理せず一日中ベビー服でも良いでしょう。
しかし、お座りするようになると、さらに座ったままでも体も動かすようになります。
服も汚しやすくなりますから、着替えをさせるようになるタイミングとしてもよいでしょう。
前開き以外の、Tシャツタイプやトレーナータイプも着せやすくなるので、パジャマもいろいろなものが選べるようになります。
最初は、古くなった洋服をパジャマ代わりにして、昼間は新しい洋服でも良いでしょう。
4.夜中のミルクの回数が減ってよく眠るようになったときにパジャマ
夜中の授乳の回数が減ってくると、赤ちゃんも夜にまとめて寝るようになってきます。
そのような時期に、夜はねんねの時間だねと話しかけながらパジャマに着替えさせてあげるのも方法です。
赤ちゃんの成長に合わせて、例えばまだお座りが難しいようでしたらロンパースタイプのパジャマでもよいでしょう。
ロンパースタイプのパジャマは、おむつ替えのときなどに、赤ちゃんを起こさないようにやりやすくなっているものですから、赤ちゃんにとってはとても楽です。
寝る前はロンパースの上にベストなどを着せてあげてもよいでしょう。
様子を見ながら、着せ替えをするようにしましょう。
5.身長が70cmから80cmになったときにパジャマ
赤ちゃんが70cm以下の小さいころですと、まだあまり種類は売られていませんが、70cm以上になると種類も豊富になってきます。
これは個人差はありますが、大体3~6か月ころとなります。
購入するのも選ぶのに楽になってきますから、この時期にあわせるのもよいでしょう。
子供に比べて寝ていることの多い赤ちゃんですが、意外に汗をたくさんかきます。
そのままではあせもや皮膚炎になることもありますので、朝起きたらもう一度着替えられるように、寝る前にはパジャマを着せてあげるとよいです。
サイズのちょうどよいパジャマがまだない場合は、パジャマの練習として、夜は寝心地の良いベビー服にしてあげるのもよいでしょう。
6.寒い冬にあったかい冬用でパジャマデビューを
春や夏に生まれた赤ちゃんは、しばらくは昼も夜も新生児用の肌着のみの場合もあります。
寒くなってきたら、寒さをタイミングにして、冬用のベビーパジャマでパジャマデビューさせてあげるというのもオススメです。
夏場の暑い時期に、重ね着をさせるのも大変ですから、季節の移り変わりと同時に着せてあげるようにすれあげれば、赤ちゃんも着替えのときに、ぐずらないかもしれません。
冬はカバーオールタイプと言って、肌着の上から重ね着させるパジャマがあります。
ロンパースタイプと同様で、上下が繋がっていますから、赤ちゃんが動いてもお腹が出たりせず寒い冬も暖かく眠れます。
赤ちゃんの体質や成長に合わせてパジャマも快適なものを選んであげましょう。
赤ちゃんにパジャマを着てもらおう
赤ちゃんにパジャマを着せるようにするタイミングというのは、意外に悩む方も多いでしょう。
1歳くらいになるまでパジャマと洋服の区別をさせない方もいますが、パジャマを着せることによって、生活のリズムを赤ちゃんに自覚させることができます。
赤ちゃんの健康的な成長のためにも、早めに着せてあげるようにしましょう。