皆さんは夜寝るときにいったいどんな格好で寝ますか。
パジャマやジャージ、ネグリジュなど様々な服が考えられます。
では、部屋着はどんなものを着ていますか。
寝るときと同じ格好なんて方もいらっしゃるでしょう。
じつは、寝るときの服と部屋着は別々に用意するのがいいんです。
では、別にすることにどんなメリットがあるのでしょうか。
1.パジャマと部屋着を分けることで寝る準備ができる
もちろん単に寝る体制のことを言っているのではありません。
夜寝る前に部屋着からパジャマに着替えることで脳と体がお休みの状態に切り替わるのです。
そのために、より眠りに入りやすくなります。
部屋着とパジャマが同じではその切り替えが上手くできずに、夜寝る瞬間も活動の状態が続いていることになります。
それでは睡眠に入りにくく、疲れが残ったままになりやすいのです。
人間には交感神経と副交感神経が働いていて、活動のときは交感神経が、休息時には副交感神経が重要になります。
これは自然と切り替わりができるようになっています。
寝る前に着替えをするようになると、着替えることが副交感神経を働かせるタイミングだと脳にすりこませることができます。
そのために、眠りに入る準備が整うのです。
夜は、入浴したらパジャマに着替えて、自分自身の体と脳に休息の時間だと知らせてあげると良いです。
2.メリハリがつく
部屋着とパジャマを別にすると生活にメリハリがつくようになります。
パジャマと部屋着が同じだと朝起きてから一度も着替えることなく一日を終えてしまうなんてこともあるんじゃないですか。
夜寝るときに着替えることで切り替えができるように、朝も着替えで切り替えができます。
朝起きてパジャマも部屋着もなく過ごそうとすると、気持ちも体も睡眠の状態を引きずってしまって、一日何もすることなく終了することがほとんどです。
また、急な来客があったときにパジャマでは対応ができません。
パジャマで人に会うのははずかしいですよね。
ちょっとそこまで出かけようと思っても、パジャマでは外出をためらってしまい、家に引きこもってしまう人が多くなります。
その日を有効に過ごすためには、朝起きてパジャマから部屋着に着替えましょう。
そして、気持ちを切り替えて一日に臨むことが大事です。
3.眠りの質の向上
とくに女性にとって眠りの質とは肌の調子やホルモンバランスを整えるためにも重要なポイントです。
眠りの質の向上にも部屋着とパジャマはわけたほうが良いでしょう。
部屋着とパジャマの最大の違いは、服の質が違うということです。
パジャマは眠りにつくためにつくられた服なので、寝返りなどの体制の変化に対応できるようにできています。
また、体制が変わったとしても肌に負担がかかることのないように、タグのつき方や布の材質が考えられているのです。
女性はブラジャーなどで普段から体を締め付けていますよね。
夜眠るときは余分な力は取り除いたほうがよく、パジャマは余計な締め付けがありません。
パジャマは自分が着ているもののワンサイズ大きいものを着用するのもオススメです。
パジャマを普段着ない人がパジャマを着用して眠ることによって、眠りが深くなり、夜中に目覚めることがほとんどなくなるという実験結果もあります。
さらに、寝ている間は体温が上がりやすくなっていますが、睡眠にはその熱を外に逃がして体温を下げることが重要になります。
パジャマは通気性に優れているのであがってしまった体温を下げることに適しています。
そうすることで、深い眠りに入ることができます。
パジャマを着用するだけで眠りの質が向上し、より良い眠りを手に入れられます。
4.清潔に過ごせる
部屋の中で過ごしていた部屋着を着たまま寝てしまうのは清潔とはいえません。
部屋の中の塵やほこりも目に見えないだけで服には付着しています。
汗もかいていますし、老廃物も出ているはずです。
眠りにつく前に、パジャマに着替えることで清潔に過ごせます。
加えて、寝ているときは自分で思っている以上に汗をかいています。
部屋着ではその汗が十分に吸えません。
だから、布団の中が蒸れてしまって、寝ている間、布団の中が清潔ではありません。
パジャマは吸湿性に優れるために、寝ているときの汗をしっかり吸ってくれます。
そうすると、布団の中の暑さや湿度が調整されやすくなり、過ごしやすくもなります。
寝る前にパジャマに着替えて、朝起きて部屋着に着替えることで、寝汗もリセットしましょう。
部屋着とパジャマは使い分けよう
部屋着とパジャマを分けるメリットを4つ紹介しました。
服には目的に適した着方があります。
もちろん部屋着とパジャマを一緒にすることで着替えの手間が省けるなどのメリットはあります。
しかし、部屋着とパジャマを分けることで、睡眠はもっと良い時間にできます。
睡眠を味方につけるために、部屋着とパジャマを使い分けて眠りましょう。