綿のパジャマの特徴とは

パジャマ

あなたは寝る時にどのようなパジャマを着用しているでしょうか。

ジャージやTシャツで寝るので、パジャマは着用しないという人もいるかもしれません。

しかし、それでは睡眠を妨げてしまい上質な睡眠をとることが出来なくなってしまいます。

それはどうしてなのでしょうか。

今回は、良質な睡眠をとるのに有効とされる綿のパジャマの特徴についてご紹介します。

1.吸湿性に優れている

人は、一年を通して睡眠中には多くの汗をかいています。

その汗の量は、起きている時とは比べ物にならないくらい多いそうです。

そして、汗をかくと人間の体内の水分と熱は奪われます。

熱を奪われれば人の体温は下がります。

この体温の変化は、人の睡眠の妨げになります。

また、かいてしまった汗が水蒸気としていつまでも吸収されなければ、やがて体の表面の湿度が上がって肌がムレてしまいます。

肌の弱い人や子供などの場合は、このムレが原因で汗疹や湿疹などの皮膚疾患を起こしてしまいます。

それを防ぐ為にも、寝ている間の汗を即座に吸い込むという大切な役目がパジャマにはあります。

その点、綿という素材は非常に吸湿性に優れた素材なので、パジャマの素材とはうってつけです。

その吸湿性と吸水性は素晴らしく、例えば私たちが普段使用するタオルやバスタオルなども綿で出来ているほどです。

タオルの吸湿性、吸水性を見てみれば、綿の吸湿性と吸水性を説明するまでもありませんよね。

2.丈夫である

睡眠中は汗だけではなく、垢や体中の様々な汚れがパジャマに付着します。

そのため、着用したパジャマは毎日洗濯し、清潔にしておく必要があります。

しかし、繰り返し洗濯するうちに型崩れしたり毛玉ができたりなどせずに、毎日の洗濯に耐えられる素材となるとパジャマの材質は限られてきます。

綿は、その点非常に丈夫な素材であり、毎日洗濯をしても簡単に傷むことはありません。

また、洗濯ネットに入れる必要も手洗いの必要もないので、非常に手軽に洗濯ができるところも魅力的です。

人は睡眠中に多くの寝返りをするものなのですが、綿素材のパジャマならばその動きにも柔軟に対応してくれるので、快適に眠り続けることが可能です。

3.肌触りが良い

綿は、木綿植物から取れる天然の綿から作られています。

そのため、余分な化学繊維が含まれておらず赤ちゃんの産着などとしても使用されています。

産まれたての新陳代謝の激しい赤ん坊ですら熟睡させることのできる綿のパワーはどこにあるのでしょうか。

それは、肌触りの良さです。

吸水性に優れ、肌のムレを防ぐだけではなく、布そのものの肌触りがとても優しいのです。

同じ天然素材でも、麻はチクチクした印象がありますが綿は非常に滑らかで優しい印象があります。

その肌触りの良さで、日中フル活動していた人間の脳内の交感神経の高まりを抑え代わりに副交感神経の働きを活発化させてくれます。

副交感神経が高まると、リラックスした気持ちになり次第に人は眠気を感じ眠り始めます。

このように、綿のパジャマは多くの人を快眠に導いてくれるのです。

4.保温性がよく、体温を一定に保つ

人は眠りにつく時には、眠りにつきやすい体温というものがあります。

副交感神経が徐々に高まり、その温度に体が近づくことで眠りにつくことが出来るのです。

しかし、その適正な温度に体を持っていきそれを保つということは非常に難しいことです。

体から出る熱と水分を上手くコントロールしてその温度を作り出さなくてはならないからです。

どのようにすればその温度はコントロールできるのでしょうか。

それは、通気と保温性の良い材質のパジャマを着ることです。

すなわち綿素材のパジャマを着ることだと言えます。

保湿性については1.で触れた通りですが、保温性にも綿は優れています。

体内から出た熱を上手く保ったり、余分な水分をパジャマの外に出したりすることで睡眠中の体温を快適に保つことが出来るのです。

そのような特性を持ち体温の調整が上手く出来るため、綿という素材はパジャマのみならずシャツや下着など体に直接触れる衣類に使用されることが多いのです。

また、季節を問わず暑い夏にも寒い冬にも一年中使用できるのも経済的で助かりますよね。

綿のパジャマの特徴を知ろう

このように綿のパジャマの特徴には良いものばかりが目立ちます。

天然素材なので、老若男女を問わず試してみたいですよね。

特に、なんだか快眠できない、不眠症気味だと悩まれる人は一度自分の寝る時の服装を思い出してみてください。

つい、人前に出るわけではないからジャージでいいやと妥協してしまったり、洋服のままで寝てはいないでしょうか。

睡眠は人にとって、とても大切なものです。

上質な睡眠があってこそ、日中元気に活動することが出来るからです。

これを機会に、是非自分の寝るときの服装を見直してはいかがでしょうか。

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