ベビー服を買いにいくと、普通のお洋服に並んで「パジャマ」が置いてあります。
しかし赤ちゃん用のパジャマとはいつから着せるのか、疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、赤ちゃんのパジャマはいつごろから使うのが良いのかご紹介します。
1.そもそも生まれたばかりの赤ちゃん、何を着ているの?
生まれてすぐの赤ちゃんは、首も腰も据わっていません。
そのため大人の着る様な、頭からかぶるタイプのトップスや、ボタンのついていないレギンスの様な物を履かせることはほとんどありません。
ほとんどのママたちが前開きボタンのついたボディオールや2ウェイオールを使用しています。
そしてその場合は、あえてパジャマというくくりではなく、いわゆる「普段着」の部類のものを一日着せていることが多いです。
2.赤ちゃんがツーパーツの洋服を着始める時期とは
そんな赤ちゃんも、3ヶ月を超えると首がしっかりし、6ヶ月頃になると寝返りをする赤ちゃんが増え始めます。
寝返りが始まると、オムツを替えるのもころころと寝返ったり、お風呂上がりに服を着せるのも手間取る時期に入ります。
お着替えもスピード勝負です。
その頃に活躍し始めるのがツーパーツのお洋服。
つまり、大人が着る様なトップスとボトムの組み合わせです。
6ヶ月では腰の据わっている赤ちゃんは少ないですが、ほとんどの場合首は据わっている時期です。
首が据わるだけで、頭からかぶるタイプのトップスは格段に着せやすくなり、寝返りをする赤ちゃんには普通のパンツを履かせる方が、ボタンを一つ一つ止めるより楽です。
この6ヶ月以降、寝返りをしだす頃が、ツーパーツのお洋服を着始める時期になります。
3.赤ちゃんにパジャマが必要な理由
このように赤ちゃんにツーパーツを着せる頃になると、気になってくるのが「パジャマ」。
ツーパーツのデザインは、どうしてもそれまでのボディオールのように服がつながっていないので、寝ている間にお腹が出てしまったりもします。
また、日中着ている襟などのディテールや、女の子だと特にスカートとレギンスが一体になったものなど、デザインのついている物を選びがちです。
そのようなお洋服で寝ると、ごわごわしたり、体の高さが若干デコボコになってしまったり、快適に睡眠を取ることができません。
また、汗っかきな赤ちゃんにとっては、普通のお洋服だと通気性にすぐれず不快感を与えてしまうこともありえます。
そのような時に必要になるのがパジャマです。
4.赤ちゃんはパジャマはいつから着るの?
ベビー洋品店で目にする「パジャマ」と銘打った物は、8〜9ヶ月からがオススメです。
その頃になると、大体1日のリズムが定まってきて、日中は活動の時間、夜間は睡眠の時間と分かれます。
また、パジャマのサイズ展開も80センチからというところが多いので、サイズ的にもこの時期が適していると言えます。
赤ちゃんによっては、寝ている間に寝ぼけてはいはいをしたりする子もいたり、寝返りも活発になったりと睡眠中の活動も激しいので、パジャマを着せてあげることは通気性の面でも良いでしょう。
5.それまでは何を着せる?
6〜8ヶ月頃までは、寝る時だけボディオールを使用するのが良いです。
パジャマとして一般的にサイズ展開があるのは80センチからが多いので、そもそも大体の目安サイズが70センチを着用している6〜8ヶ月の時期だと少しサイズが大きいことがあります。
もちろん、サイズがぴったりで、その方が楽という場合はパジャマを使用して構わないと思います。
しかしあまりだぼだぼの服は赤ちゃんの体にとってストレスとなり睡眠の質を低下させるのであまりオススメできません。
夜中に何度もオムツ替えをする様なことも減ってきているこの時期であれば、寝る前にボディオールでも夜中に苦労することも少ないです。
ボディオールなら寝ている間にお腹が出て冷えてしまう心配もないですし、体へのフィット感もあるので、日中は着替えが大変で使いづらいですが、パジャマ代わりとしては有用だと言えます。
赤ちゃんに適切な時期にパジャマを着せてあげよう
赤ちゃんにパジャマを着せ始める時期と、その理由についてご紹介しました。
今は各ブランドでパジャマに腹巻きがついているタイプや、トップスとボトムの履き口をボタンで留められる様になっていてお腹が出るのを防止できる作りになっている物が多く販売されています。
睡眠は子供成長に大きく影響するので、着せ始めの時期を考え、快適な睡眠を助けるためにもサイズがぴったり合った、通気性の良いパジャマを選んであげたいものですね。