毎日着るパジャマですが、毛玉だらけになってしまうと悲しい気持ちになりますよね。
近頃では、ブランドで数万円もするふわふわあったかいパジャマも人気で、ただ寝るためだけというより、ファッション性も重視されるようになってきました。
そんな高価なパジャマやお気に入りのパジャマを、毛玉だらけにしないためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
1.洗濯するときは必ずパジャマをネットに入れる
パジャマに限らず、大切な衣類を洗濯する場合、洗濯ネットに入れて洗うというのはご存知な方も多いと思います。
ニットやシルクなど、傷みやすい生地のものは、手洗いか洗濯ネットに入れてからというのが普通ですよね。
ネットに入れないで洗うと、他の洗濯物と絡まって、袖や足の部分が伸びてしまったり、生地が傷んでしまうからです。
それはパジャマも同じことです。
ただ、パジャマはニットなどと違って、毎日着るものです。
そして毎日洗濯する前提で作られているものが多いので、一応洗濯表示を確認する必要はありますが、縮みなどはあまり気にしなくても大丈夫です。
しかし、生地によっては毛玉になったり、他の衣類の毛玉を吸着してしまったりして、毛玉だらけになってしまうことがあります。
それを防ぐには、他の衣類と一緒にせず、パジャマだけをネットに入れてから洗濯することをオススメします。
また、ただ入れるだけではなく、袖を折りたたんで長方形にしたものをくるくる巻くようにして、洗濯ネットに入れます。
袖口やひじ、お尻や膝の部分など、擦れて傷みやすい部分を内側にくるんでしまうことで、さらに傷むのを防ぐことができます。
ちなみに、ふわふわパジャマを裏返して洗濯すると、内側に毛玉ができやすく、着心地が変わってしまうので避けた方がよいでしょう。
ネットの大きさは、パジャマが中で動かないよう、ジャストサイズのもので、網目が一番細かいものを選びましょう。
他の衣類の毛玉やゴミを防いで、パジャマ自体の摩擦による毛玉も防ぐというのがポイントです。
ほんのちょっとしたことですが、これでパジャマの毛玉はかなり防げます。
2.洗剤はオシャレ着洗い用で、洗濯モードはソフトで
パジャマの毛玉を防ぐためには、洗濯洗剤も重要です。
一般の洗剤は、やはり汚れ落ちを重視していて、摩擦を軽減する成分や柔軟成分が入っていません。
柔軟剤を入れないで洗濯した場合に、洗濯物がパリパリに洗いあがった経験はないでしょうか。
洗濯機の中で洗濯物が絡み合って、なかなかほどけなかったのではないですか。
一方、オシャレ着洗いの洗剤には、柔軟剤や毛羽立ちを抑える成分などが配合されています。
毛玉とは、結局繊維の毛羽立ちが絡まってできるものなので、優しい成分のもので繊維を守って洗うことが大切です。
そのために、摩擦を減らす柔軟剤、毛羽立ちを抑えて繊維を守る成分などが大切になってくるのです。
また、家の中やベッドで過ごすパジャマの主な汚れは、汗や多少の皮脂なので、外出時の洋服ほど汚れ落ちにこだわる必要はありません。
毎日、もしくは2日に一回程度洗濯をしていれば、軽く洗う程度でも清潔に保つことができます。
オシャレ着洗い用の洗剤で、洗濯機のモードも一般よりは傷みにくいソフトモードで十分です。
一緒に洗濯する衣類も、靴下や下着などは別にして、汚れの程度の低いものを合わせるようにしましょう。
3.同じパジャマを毎日着るのではなく、最低3着程度をローテーションで
いくらお気に入りのパジャマだからといって、毎日同じパジャマを着ていては、毛玉を防ぐことが難しくなります。
毎日摩擦され、洗濯され、乾いたと思ったらまた同じものを着て摩擦するというのを繰り返していては、生地が傷むのは致し方ないことです。
生地も間をあけて休ませなければいけません。
そこで、同じデザインのものでも、気に入ったら2~3着まとめ買いし、ローテーションで着ることが、毛玉を防ぐポイントになります。
摩擦や洗濯という、生地にダメージを与える回数を減らせば減らすほど、パジャマは長持ちするのは当たり前ですよね。
最低3着、つまり一週間に2回ほどのローテーションで済むようにすると、3着とも美しさが長持ちします。
1着を傷むまで着続けてから2着目を着る方法よりも、トータルとしては長い期間新しい風合いを味わうことができます。
できればデザインや色違いなどで5~7着ほど用意すれば、月6回ローテーション、週1回ローテーションになり、より長持ちします。
季節ごとそれぞれ数着づつローテーションを組むことで、何年もお気に入りのパジャマをキレイに着続けられるというわけです。
大切なパジャマには多少の手間をかけることも必要
大切なものを長持ちさせるには手間暇がかかります。
ネットに入れて洗剤と洗濯モードに気を付け、ローテーションするだけで毛玉が防げて着心地が長続きします。
洗濯は洗濯機がやってくれるので、手洗いしたり、あとでアイロンを当てる必要もありません。
そう考えると、パジャマのお手入れくらい簡単なものかもしれません。
それだけで、家で過ごす時間が気持ちの良い時間になるのならば、やってみる価値はあるのではないでしょうか。