パジャマの静電気がすごいときにできる対策

パジャマ

乾燥した季節にはお悩みの種となる静電気。

眠りにつこうとしたときにバチッとくるとゆっくり休むこともできません。

さらに朝起きたときなど、あまりに静電気が強すぎて髪が思い通りにならないなんてトラブルもあります。

今回はパジャマの静電気がすごいときの対処法をご紹介します。

1.パジャマの素材を工夫する

静電気が発生する原因は摩擦。

ごくかすかな摩擦であっても電気が発生し、それが身体の中に蓄積されて、なにかの拍子に放電されるとバチッと来てしまいます。

まずパジャマの素材を工夫することで、かなり静電気を軽減することができます。

まずひとつの方法は、身につける素材を一種類に統一するということ。

実は異なる素材の重ね着は静電気が発生する大きな要因になります。

特にナチュラルな素材と化学繊維の素材の組み合わせは最悪。

ポリエステルやアクリルの素材とシルクやウールの素材のものを重ね着してしまうと、それだけで静電気が発生する確率はかなり高くなります。

もし静電気で悩んでいるなら、ウールや木綿、麻といった素材を全身で統一することをオススメします。

なかでもベストなのは「シルク」。

例えばウールや麻などの素材は肌ざわりに問題があって直接肌に身につけるのはちょっとということもあります。

しかしシルクならアンダーウェアからパジャマまで、全身を統一することも難しくありません。

もちろん木綿でも構いませんが、大人の女性が身につけるならやっぱりシルクが一番です。

なお、静電気が発生するのは着ているものの間で起きる摩擦だけが原因ではありません。

着ているものとシーツや布団などの寝具との間でも摩擦が起きますので、静電気対策を行うときには寝具にも気をつけてみましょう。

2.柔軟剤を使って手洗いする

静電気が発生するのは素材同士の摩擦が原因になります。

着古したり、けば立ったりした素材の表面は目が粗くなりどうしても摩擦が強くなりがちです。

もし静電気を抑えたいときには、パジャマを手洗いするというのがオススメです。

洗濯機や乾燥機を使ってしまうと、どうしても生地同士が強くこすれ合ってしまうため、生地の表面が傷みやすく、乾いて身につけたときにどうしても静電気が生まれがちになってしまいます。

手洗いの場合には、生地同士がそれほど強くこすれあわないため、生地の痛みを防止することができ、結果として静電気を抑えることにつながります。

なおこのときに、きちんと柔軟剤も使うとさらに摩擦が少なくなるのでオススメです。

また、パジャマを身につける前に、衣類用のブラシをかけてあげるという方法も効果があります。

3.着る前に湯気をあてる

静電気は電気なので、水には非常に弱い存在です。

そのため、パジャマを着る前に一度湯気に当てて繊維の細かい間に湿度を蓄えるという方法も効果があります。

もちろん、湯気に充てるといっても鍋でお湯を沸かしてその上に置いておくなどという必要はありません。

加湿器などの上で何回かパジャマをさっと振るだけでも十分。

それだけで繊維の間に湿気を入り込ませることができます。

加湿器などがないという場合には、お風呂場がオススメ。

夜にシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりする人は、お風呂上りにまだ湿気が残っているバスルームでパジャマをさっと振ってみましょう。

そうするだけでずいぶん静電気を予防することができます。

ただし、パジャマの中に入っている湿気はごく少ないものなので、朝まで静電気を予防する効果はありません。

就寝時には加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干しするなどして部屋の中の湿度を保つようにしましょう。

濡れたバスタオルを一枚ハンガーにかけておいておくだけでもずいぶん湿度は高くなります。

4.自家製スプレーを吹き付ける

強い静電気体質で悩んでいるという人の場合には、もう少し強力な対策が必要になります。

そのときにオススメなのが自家製のスプレーです。

自家製といってもそれほど難しいものではありません。

スプレーの中に水を入れ、ごく少量のリンスを加えてパジャマにスプレーします。

リンスは髪の指通りを良くしてくれる効果があることからもわかるように、摩擦を防いでくれる効果があります。

静電気の原因は摩擦によって生まれる電気がたまっていくことなので、リンス入りのスプレーをすると摩擦が生まれにくくなり、電気も発生しにくくなります。

自宅にあるものだけで簡単に作れるので、試してみるのもオススメです。

ただし、静電気が強いからといってリンスを入れすぎると肌トラブルの原因になります。

500ミリリットルの水の場合なら、一滴程度でも十分効果があります。

またリンスは水に溶けにくいので、しっかりとボトルを振って水に溶かしてから使用しましょう。

パジャマの静電気対策をしよう

乾燥した季節になるとどうしても気になる静電気。

静電気は体質によるものなので、どうしようもないとあきらめがちです。

しかしパジャマの素材を工夫するなど自分でできる対策もありますので、あきらめずに自分に最適な方法を探してみて下さいね。

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