眠っていて夜中に目が覚めると、パジャマのズボンがめくれてひざまで上がっているといった経験はありませんか?
一度気になってしまうと気になって眠れなくなることもあるパジャマのズボンめくれを簡単に防止できる方法をご紹介します。
1.裾にゴムを通す
まずもっとも簡単で効果的な方法が「パジャマのズボンの裾にゴムを通す」ということです。
これならちょっとパジャマのズボンの裾がめくれて上がってしまうのを簡単に防止することができます。
ただし、裾にゴムを通すときの注意点は、あまりゴムをきつくしすぎないこと。
ゴムをきつくすると、確かに裾がめくりあがってくるのを防ぐことはできますが、気になって安眠が難しくなってしまいます。
またそれだけでなく、あまり足首にぴったりとしたゴムを使うと、血流やリンパの流れを阻害します。
睡眠中は横になって、日中に下にたまってしまった水分などを全身に循環させる貴重な時間。
そのため、パジャマにはできるだけ足首や手首などはゆったりとした空間が作ってあります。
ゴムを使用する場合には、できるだけゆったりと通すようにして、きっちり足首が締め付けられることがないように注意してください。
2.安全ピンを使用する
ズボンの裾がめくりあがってくるのは気になるけれど、ゴムを通そうにも裁縫が下手、裁縫道具の準備がない。
そういう人にオススメなのは安全ピンを使用することです。
裾から十センチ程度のところをつまんで安全ピンでとめるだけ。
そうすることでふくらはぎの部分が細くなるため、簡単に裾のめくり上がりを防止することができます。
またこちらの方法の場合には、ゴムを使用したときと違って足首を締め付けることがありません。
通気性やリンパや血液の流れも確保されるため、健康維持にも非常に効果的です。
ただし、あまりに寝相の悪い人の場合には睡眠中に安全ピンが外れることがあります。
もし自分が寝相の悪いほうだという自覚がある人は、きつめの安全ピンを使用するのがよいでしょう。
3.長めの靴下をはく
パジャマのズボンが上がってくるというのは気になるけれど、難しい処理をするのは面倒。
そんな人は、寝る時に長めの靴下を履くという手もあります。
長めの靴下を履き、そこにパジャマのズボンの裾を入れると、就寝中にズボンが上がってくるのを防ぐことができます。
ちょうど、長いブーツにパンツの裾を入れる要領です。
この方法なら裁縫をすることもなく、誰でも簡単にパジャマのズボンが上がってくるのを防ぐことができます。
特に冷え性の人の場合には、就寝のときに身につける厚手の靴下を履いている人も少なくないでしょう。
それを長めの靴下にすると、ズボンの裾のめくれ上りを防げて一石二鳥と言えるでしょう。
ただし、言うまでもないことですが、暑がりの人には向きません。
足首は皮膚が薄く、脂肪もほとんどないため、血管を通して身体の熱を発散させるための大事な場所ですので、暑くて眠れないといった経験がある人にとっては不向きな方法かもしれません。
4.滑りのいい寝具を使う
パジャマのズボンの裾が上がってくる理由の一つには、寝具とパジャマの摩擦が考えられます。
それほど寝相は悪くない、寝ている間は比較的身体を動かさないのに、気が付いたときにはパジャマのズボンの裾が上がっているという人の場合には、寝具とパジャマの摩擦が大きいことがめくれ上がりの理由かもしれません。
その場合には、寝具とパジャマの素材を見直してみましょう。
ウールとウール、綿とウールなどの組み合わせ、またはある程度使用してからの期間が長く、生地がけば立っている場合には、当然のことながら摩擦は大きくなります。
シルクなどの素材がオススメですが、効果になってしまうこともあり、また寝具の素材には好みも大きいので、自分の予算と相談しながら新しいものの購入を考えてみるのもいいでしょう。
5.スパッツタイプのものを着用する
ゆったりとしたパジャマを使っていると、どうしても裾はまくれ上がりやすいものです。
どうしても気になるときには、スパッツタイプの足にぴったりした素材のものを着用するのがいいでしょう。
これならどれだけ激しく動いても、ズボンの裾が上がってくることはほとんどありません。
また、最近は素材の発熱性や通気性なども非常に向上しているため、今までのパジャマよりもよく眠れるという可能性があります。
ただし、スパッツタイプの足にぴったりするパジャマを使用する場合は、身体の締め付けに気を付けましょう。
特に体型を補正するタイプのものや、本格的なスポーツタイプのものなどは非常に身体を締め付ける素材を使用しているので、使用するときには注意が必要です。
パジャマのズボンがめくれ上がりを防止しよう
パジャマのズボンがめくれ上がりを防止する方法をご紹介しました。
でも、一番いいのは半ズボンタイプのパジャマにすることかもしれません。
あまり服を身につけずに眠ると、身体が寒さに耐える能力が向上して、よく眠れるという効果もあります。