不眠症の辛くてダルい症状5個

不眠症最終更新日:2016年10月30日

今や現代病として多くの人を悩ませる不眠症ですが、具体的にはどのような症状が見られ、

どのような人が発症しやすいのかご存知でしょうか。

もしここに書いてあることと同じような悩みをお持ちなら、あなたも不眠症なのかもしれませんよ。

1.集中できずにぼんやりとしてしまう

不眠症の第一の症状として、日中の生活に支障が出ることがあります。

睡眠は人間の活動を支え、ストレスや疲労の解消を手伝います。

その睡眠が損なわれると、どうしても日中に必要とされるエネルギーを上手に使用することができなくなります。

昨日の疲労がそのまま残り、蓄積されたストレスはいつまでも消え去ってはくれません。

それが原因となってまた不眠となる。

そういった悪循環を生みだしてしまうのが、不眠症の症状の特徴といえるでしょう。

仕事や学校でぼんやりしていると、やる気がないとみなされたり、叱られたりして理不尽な目に合うこともあります。

それはさらなるストレスと不眠を呼びこんでしまうので、自分が不眠症に悩んでいること、

日中はその症状に苦しんでいることを、少しでも周囲に理解してもらえるように努めましょう。

不眠症の改善には、周りの助けが必要不可欠です。

2.寝入るときに緊張する

すっと眠りに入ることができないと、睡眠に対するプレッシャーが増大し、どんどん眠ることができなくなる。

そんな症状も、不眠症の中ではよく見られます。

寝入りに緊張してしまうと、体は強張って心も乱れます。

つまりは睡眠に必要なリラックスした状態からもっとも遠い場所に行ってしまいます。

布団に入ってから30分以上眠ることができない人は、この入眠障害を疑うべきなのかもしれません。

一度眠れない癖がついてしまうと、それは毎日の睡眠を妨害し、不眠症をより悪化させます。

最悪の場合睡眠という行為そのものにストレスを感じてしまい、一種の恐怖症のような症状を引き起こしてしまう危険もあります。

睡眠前には心を落ちつかせ、焦りをなくすように努めましょう。

睡眠時間を気にすることは、時として眠りの邪魔となることもあります。

眠りは量よりも質であり、その質を高めるために何をすればいいのかを考えるようにしてください。

例えばストレッチや瞑想などを睡眠前に行い、自己流のルーチンを作って眠りを誘うこともいいでしょう。

3.夜中に目が覚める

短い睡眠を夜中に何度も繰り返してしまうなら、それは中途覚醒という不眠症の症状かもしれません。

うつらうつらと浅い眠りを繰り返していると、眠った時間に比べて体の疲れは十分に取れず、日中の行動に影響が出てしまいます。

覚醒時間が長くなればより不眠は深刻になり、さらに重たい症状に悩まされることになるかもしれません。

どうして夜中に起きるのか、まずは自分で原因を探ってみましょう。

多くの場合日中のストレスや、睡眠環境が悪いことがあげられます。

寝具を整えたり、心のわだかまりを何かで解消してから眠るようにすれば、深い眠りを誘うことができるかもしれません。

またトイレや環境音で目が覚めないように、眠る前は飲食を控え、耳栓などをして眠るといいでしょう。

4.眠りが浅くてイライラする

睡眠時間なら十分に取れているのに、体がだるいまま。

何時間眠っても寝足りない。

そんな症状を感じるのなら、不眠症のいわゆる熟眠障害に属しているのかもしれません。

睡眠時間ばかりが重なり、それに見合った効果が得られないと次第にストレスが溜まり、

イライラしたり感情が高ぶったりしやすくなってしまいます。

夢をを見たり、中途覚醒を併発しているようなら、眠りの質が悪くなっているのかもしれません。

そういった場合は音楽やアロマで寝室を落ちついた雰囲気に演出し、深く眠りやすい状態を作る工夫をするといいでしょう。

また起きる時間を一定にして、寝過ぎないように気をつけることも大事です。

眠ることにも体力を使うので、過度な睡眠は余計な疲労を生みだすだけになってしまいます。

5.夜以外は睡魔が襲う

夜はいまいち眠れないけど、日中に猛烈な眠気が襲ってくるのであれば、それもまた不眠症が原因かもしれません。

睡眠の不足を補うため、日中であっても体が眠りを要求しているのでしょう。

問題はその場で眠ることが解決にならず、むしろ不眠を深刻化させてしまうということです。

日中の睡魔に屈した場合、また夜に眠ることができず、結果また昼間眠くなる。

それを繰り返していると生活リズムが乱れ、もっと大きな病気になってしまうかもしれません。

日中の睡眠には耳を貸さず、夜しっかりと眠るように意思を固めましょう。

どうしても我慢できないほど眠くなったら、机に突っ伏すかたちで仮眠をとり、短い時間で目覚めるようにしてください。

また休日の寝溜めなども控え、日々の生活リズムを一定に保つ努力をしましょう。

症状を確認し、原因を突き止めよう

不眠症は人間の日々を壊し、ぼろぼろに蝕んでいく病気です。

もし上記にある症状が一つでも当てはまるなら、早めの対策と治療を行いましょう。

その体の疲労や倦怠感は、睡眠を意識して変化させることが必要だという脳のサインなのかもしれません。

不眠症の原因は人それぞれであり、それゆえに解決の方法も千差万別です。

今自分を悩ませる症状を特定し、その原因と問題を明確にすることは、不眠症改善のための一番の近道となるでしょう。