寝つきがよくなかったり、睡眠中に何度も目が覚めてしまったり、
十分な時間眠ったはずなのに眠たかったりと、様々な睡眠障害があります。
理由もなく体調が悪かったり、やる気がでなかったり、食べすぎしまうとき、
悪循環のループに入ってしまったようなときは、ありませんか?
そんなとき、実は充分な睡眠がとれていないことが多いのです。
現代は、子供から学生、社会人にお年寄りまで、多くのストレスを抱えています。
さらに、スマートフォンなど電子デバイスの日常化が、さらに睡眠障害に悩む人達を増やしています。
そんな現代病となった睡眠障害の克服方法をカウンセリングや薬物治療と生活習慣の見直し、
食生活の工夫の3つのポイントからご紹介します。
1.医師に相談してみよう
インターネットでも多くの情報がありますが、まずは気楽な気持ちで病院に行ってみるのが良いでしょう。
話をすることで客観的に、物事を理解することができます。
薬物治療ではなく、カウンセラーと話をすることで、根本的な問題点を見つけ出すカウンセリングや、
認知行動療法という、自分の行動傾向を分析する薬物治療と異なる治療法もあります。
カウンセリングなどは、一般的な医院と比べて費用が高い傾向にありますが、直接または精神科医等が紹介してくれます。
欧米などでは、企業のトップなど大きな判断を下す地位にいる人が、
自分の考えの傾向を知るためにカウンセリングを受けることは一般的となっています。
睡眠障害に限らず、自分自身にカウンセラーを通して向き合うことは重要な経験となるでしょう。
さて、薬物治療は、睡眠障害が日常生活に支障を与えていた場合、
日常生活の改善から睡眠障害の改善につながることも期待できるでしょう。
ただ、病院の収益のために必要以上に薬を処方されることや薬物依存には注意が必要です。
処方された薬は、しっかりと自分で調べ、分からないことを医師に相談して、
必ず治療方針に納得してから薬物治療を始めましょう。
薬に頼る期間がだらだら長引かないように、生活を改めるなど、自分の努力も必要です。
2.生活習慣について
朝はなるべく早く起きて、窓をあけて深呼吸してみましょう。
そして朝ごはんを食べることで体を目覚めさせます。
朝に体が目覚める習慣を作るのです。
そして学校や会社に行く方は、すこし回り道して、身体を動かしながら出勤するのも良いでしょう。
大好きな食べ物を朝食に準備するなど、1日の始まりにワクワクできる習慣を見つけられると良いですね。
また、1日1万歩程度、好きなスポーツがある方は、体を動かすことも大切です。
時間がない方は、ベッドでストレッチやヨガをするのも良いでしょう。
寝る2時間前からスマートフォンなどのデバイスを利用することは控えましょう。
最近は、ベッドの中でもスマートフォンをさわる人も多いですが、寝るための習慣、
例えば、室内着とパジャマをしっかりわけ、お風呂あがりはパジャマで体のケアをしたら寝るなど
寝る前の習慣を確立することで、心身ともに寝る準備が整います。
ベッドに入って寝付けないときも、暇つぶしのスマートフォンに逃げるのではなく、眠る努力をしてみてください。
羊を数える、瞑想する、腹式呼吸をする、人それぞれの眠りやすい方法、習慣が見つかるはずです。
これをすれば、次は眠るということを、ルーティンにしてしまいましょう。
3.食生活の工夫
睡眠を障害する食べ物については、唐辛子などの刺激物、
コーヒーなどのカフェイン、タバコなどのニコチン、そしてアルコールが挙げられます。
また、食べてすぐ眠ることは、内臓が消化吸収と忙しく働いている中でも、
脳だけお休みしようとしていることなので、避けるべきでしょう。
また、寝酒など、お酒は寝つきを良くすると考えている人もいますが、それは間違いです。
質の高い眠りを取りたい人はお酒を控えるべきてましょう。
一方、睡眠を促すために積極的に取りたいのは、カルシウム。
寝る前のホットミルクは、カルシウムが精神を穏やかにして、眠りを誘ってくれます。
蜂蜜を入れてみるのもオススメです。
最近では、お味噌汁が良い睡眠につながるという話も出てきました。
暖かいスープにホッとすることで自律神経が整いますし、たんぱく質や発酵食品ということで、まさに理にかなっています。
塩分やカロリーが気になる方は、白湯がオススメです。
さて、現代病となった睡眠障害、当たり前に眠れて当然と考えるのではなく、眠ることについて、もっと学び努力、工夫をすることが大切でしょう。
今回は書ききれませんでしたが、ベッドルームの色や配置、匂いや明るさなど、寝具の素材や方角など工夫できることはたくさんあります。
そうしながらも、頑張りすぎずに、医師やお薬に頼ることも大切です。
睡眠は、人生を輝かせるために、とても重要なことです。
食事やスキンケア、お化粧やファッション同等か、それ以上に、大切なこととして考えてみてください。