睡眠障害になる原因8個

快眠情報最終更新日:2016年8月18日

長時間眠っているはずなのに寝た気がしない、まだ眠い、

もしくは夜寝ようと思っても眠れず朝まで起きていてしまう、といった症状に悩む人は少なくありません。

こうした睡眠障害は誰でもある日突然なってしまうもので、一度そうなるとなかなか解決するには難しい症状です。

一体睡眠障害とはどのような原因から起こってしまうのか、8つの項目に分けてご紹介します。

1.布団に入ってからもスマホを触る

スマホが普及するようになってから、日常生活に置いてスマホは欠かせないアイテムとなりました。

しかしそのスマホを布団に入り、ネットやアプリゲーム、LINEやメール、

SNSを行う事で、脳が覚醒し眠りに入りにくい状態となる人も多いのです。

ちょっとネットをしているつもりが気づいたら1時間2時間経っていた、といった場合は要注意です。

そしてなかなか眠れない入眠困難タイプの人には、眠くなるまでスマホを触っていて、

スマホを操作しながらいつの間にか眠っているという人もいます。

そうするとちゃんと毎日眠っているにも関わらず、脳は覚醒したまま眠りに入っているので、

「寝た気がしない」と感じてしまいます。

こういった事が酷くなれば、眠る時間がどんどんずれていってしまう、体に疲労が溜まってしまうといった症状も起こります。

2.今日起こった事や翌日の事を考えてしまう

例えばその日自身が発言した内容だったり、行動を思い返してみて「ああすればよかった」

「こうしたらよかった」と、寝入り間際に考え込んでしまう人です。

もしくは翌日の仕事や学校の事、日常生活の心配事を思い出してしまい、考えている内に眠気がどんどん覚めてしまいます。

特によく悩んでしまう、後悔してしまう人は、入眠まで長い時間がかかる入眠困難なタイプが多く、

その場合は明け方まで起きている、徹夜をしてしまう人もいます。

こうした慢性的な睡眠不足から、睡眠障害に陥ってしまいやすいのです。

3.頻尿でトイレに起きてしまう

体質によって頻尿君の方とそうでない方がいます。

頻尿の方は特に、眠っていても何らかの原因で目覚めてしまう中途覚醒タイプの睡眠障害になりやすいと言えます。

頻尿はなかなかすぐには治るものではありませんが、

眠る前に必ずトイレへ行っておく、水分はコップ半分程度にしておくといいでしょう。

中途覚醒すると今度は思うように寝付けない事もあるので、

その場合益々睡眠障害が進行する可能性があります。

4.湿疹による痒みや喘息の発作等による体調不良

アトピーがあり顔や体に湿疹が出て痒みで起きる、

喘息等の持病があり発作によって起きてしまう場合も、そこから睡眠障害になってしまう危険性があります。

しかし持病を治すには相当時間もかかりますし、手間もかかるでしょう。

そこからストレスを併発し、「眠りたいのに眠れない」と悩む事で更に途中覚醒が起きやすくなる事があります。

途中で起きてしまってもなるべく「絶対に寝ないといけない」とは考えず、

体の力を抜いてリラックス状態を作りましょう。

5.夜は早く眠るが一度寝て起きると眠れなくなる

年齢を重ねると共に、夜は早め、21時台に眠っていても、

朝は3時4時とかなり早く起きてしまう、といった場合もあります。

この早朝覚醒タイプの人は、すぐに眠りに入る事が出来る代わりに、

その分思っていたより早い時間に覚醒してしまいます。

こちらの睡眠障害も放っておくとどんどん眠っている時間が短くなってしまいます。

人は最低でも4時間~4時間半は睡眠を摂らなければ体調や脳を整える事が困難になりますから、

早く目覚めてしまって困っていると言う場合は、早急に手を打ちましょう。

また、若い年代の人でも寝る前にカフェイン飲料を摂取する事で、早朝覚醒してしまう場合もあります。

コーヒーや紅茶、お茶等のカフェインが含まれている飲料は、眠る1時間前には飲まないように気を付けましょう。

6.眠る前にアルコールを摂取した事による体の倦怠感

眠る前にアルコール飲料を飲んで、酔ったままの状態で眠ってしまう人は、熟眠障害になりやすいのです。

これは体がぐっすりと眠っているつもりでも、起きた時にアルコールが抜けておらず、倦怠感がある為です。

そしてもう1つ恐いのが、お酒を飲まなければ眠くならない、という場合です。

アルコールを摂取する事で眠くなる、という癖がついてしまうと、

次からは同じ状況でないと睡眠がやってこなくなってしまいます。

もしくは、体に免疫がついて強いアルコールを何杯飲んでも眠気がやってこないせいで、

アルコール中毒といった別の症状も併発する事があります。

そしてこうしたタイプは10時間以上と長い時間眠っているつもりでも、

脳が覚醒したまま眠っているせいで、起きた時に寝ても眠い、という状況になります。

もしも沢山眠っているつもりでも日中に眠気がやってくる、といった場合は、睡眠障害を疑いましょう。

7.睡眠サイクルの乱れによる昼夜逆転生活

1日目は夜22時に眠り朝10時に目覚めても、2日目は0時にならないと眠くならず起きるのも昼13時になったとしましょう。

そして3日目は前日に寝たのが遅かったので眠くなるのも明け方と、

1日事にどんどん睡眠サイクルがずれていってしまう場合は危険です。

こういった場合はあっという間に昼夜逆転の睡眠となってしまいます。

ここまでずれてしまうと元の就寝、起床時間に戻そうにも厄介で、かと言って1日徹夜をしてその日の夜に眠る、

といった荒療治をすると更に酷くなる場合があります。

毎日特に起きる時間が決まっていない、シフト制の仕事をしていて

朝早く出勤する日もあれば夕方出勤で昼まで寝ている日もある、といった人に起きやすいのです。

もしくは夜勤等の仕事をしている、夜中についついゲームをしたり本を読んでしまうといった場合も、

夜遅くまで起きている癖が体についてしまっています。

この場合は無理やり徹夜をして睡眠サイクルを戻そうとせず、就寝と起床時間を決めておき、

毎日その時間に布団に入りそして起きるようにしましょう。

起きた時に朝の太陽に浴びる事で、ずれがちな体内時計をリセットする事ができます。

8.交感神経の興奮

日中や眠る前に何か嬉しい事や楽しい事、怒った事等感情が昂る出来事があった場合、

交感神経が興奮状態になってしまっています。

もしくは眠る前に激しい運動を行っていた場合にも、そういった交感神経が活発化してしまう事があります。

そしてその反動で翌日は睡眠不足のせいで気持ちが沈んでいる事から、

うつを発症するといった場合も考えられるのです。

交感神経が興奮状態にあると、幾ら寝ようと思っていても眠れない上に、眠ったとしてもあまり深い眠りに入れません。

もしも日中に感情が昂るような事が起こっても、ノートへ気持ちの昂りを吐きだすか、湯船に浸かってリラックスしましょう。

そして運動はなるべく眠る前は避けておき、どうしても体を動かしたい場合はせめて、眠る3時間前に行いましょう。

睡眠障害は1つの原因だけではなく、複数考えられる場合がある

ご紹介した以外にも睡眠障害となってしまう原因は本当に様々あります。

そして例えばAの原因を断ったとしても、実はBの事も原因だったというように、

複数の原因により併発している場合も考えられるのです。

もしも睡眠障害かもしれない、と思った時は、精神科やクリニック等で相談をしてみましょう。

無理に睡眠薬を飲んだりするとカンゾウに負担がかかる上に、今度は睡眠薬が無いと眠れない体質になってしまいます。

あくまで自然な眠りを取り入れる為にも、普段から心をフラットにする、

ストレスをなくし眠りやすい状況を作る事こそ、睡眠障害をなくす鍵でもあります。