寝るだけで痩せることができるなんて不思議ですよね。
しかし、質の良い睡眠にはダイエット効果があると注目されているのも確かです。
そこで、睡眠ダイエットには、どんな秘密があるのか?睡眠ダイエットは、どんな方法なのか?ご紹介します。
1.睡眠でダイエットできる理由
なぜ、寝るだけでダイエットができるの?と思っている方もいらっしゃいますよね。
まずは、あらためて、睡眠ダイエットの概要についてお伝えしておきましょう。
毎日正しく睡眠を取れば、一夜で300kcalの消費があるとされています。
そこで、1ヶ月分を単純計算すると約1kgの減量ができることになります。
このカロリー計算に注目してダイエットをしようというのが睡眠ダイエットなんです。
具体的に、寝ている間に痩せることができる要因は成長ホルモンの働きにあります。
睡眠中に、カロリー消費を促進させてくれるのが成長ホルモンというわけです。
成長ホルモンが脂肪を分解してくれます。
2.睡眠の時間とホルモンの関係
カロリー消費を促進させてくれる成長ホルモンが活発になる時間帯は、22時～3時と言われています。
ですから、その間に寝ていることが重要になります。
また、ホルモンが分泌されるのは眠りについてから直後の3時間とも言われています。
それらを計算して、眠りに入る時間、眠りに入る準備を考慮しましょう。
さらに、トータルの睡眠時間の確保も必要なんです。
一夜の睡眠時間が短いほど、ホルモンバランスが崩れやすくなります。
その結果、太る体質を作ってしまうことになるんです。
痩せ体質にするためにも、きちんと7時間の睡眠時間を確保するのが望ましいですね。
一つの目安として、23時には熟睡状態に入って、6時に起床するというリズムを作りましょう。
3.睡眠の質をアップさせる
睡眠の質が悪いと睡眠ダイエットの妨げになってしまいます。
睡眠の質をアップさせるには、やらない方が良いことがありますので、注意しましょう。
それは、「14時以降はカフェインをとらない」「寝る3時間前にはアルコールを摂取しない」
「寝る4時間前には激しい運動をしない」「寝る前に、スマホやパソコンの画面を見ない」です。
いづれも、眠れなくなってしまうからです。
充分な睡眠時間を確保するためにも、寝付きは良くしておきたいですよね。
睡眠ダイエットの効果のためには、大好きなコーヒーやお酒は、ちょっと控えてくださいね。
4.寝室の環境を整える
睡眠ダイエットを成功させるには、寝室の環境を整えることも大事です。
まず、寝室は間接照明にしましょう。
蛍光灯のような強い光は、眠りを誘うホルモン・メラトニンの分泌を妨げるからです。
また、寝具を清潔にしておくことも重要です。
枕カバーとシーツを洗濯するだけでも、よく眠れるようになりますので、こまめに洗濯しましょう。
晴れた日には布団を干すようにしてくださいね。
そして、朝の目覚めの良くして睡眠のサイクルをキープするために、太陽光で気持ちよく目覚められるようにしましょう。
寝る前に寝室のカーテンを10㎝開けておくといいですよ。
他にも、部屋の空気が悪くて睡眠の妨げになるようでしたら、空気清浄機などで部屋の空気をキレイにしておく工夫も必要でしょう。
6.睡眠前の食事の注意点
日ごろの食事の内容としては、動物性たんぱく質(肉や魚など)と
植物性たんぱく質(納豆、豆腐など)をバランスよく摂るように心がけてください。
成長ホルモンはたんぱく質から生産されるからです。
そして、寝る3時間前には食事を済ませておくのが理想的です。
空腹でもなく、満腹でもないという状態であれば、さらに寝付きが良くなります。
寝る3時間前には食事を済ませて、しっかりと睡眠を取ることがポイントです。
また、食事制限のダイエットでも見られるように、「18時以降は食べない
」「夕食は消化の良いものにする」というのは効率的に体重が落ちていきます。
7.より効果をアップさせるには?
より睡眠ダイエットの効果をアップさせるために、いくつか工夫できることもお伝えしますので参考にしてください。
まずは、はちみつの効果です。
寝る1時間前に、はちみつ大さじ1杯なめると、成長ホルモンの分泌がスムーズになって、睡眠中の脂肪燃焼がアップします。
ただし、加糖のものではなく、純粋なはちみつにしましょう。
また、生で無塩のアーモンドを3粒食べるのも良い効果があります。
低インシュリンで、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンが多く含まれているからです。
アーモンドを食べるのも、寝る1時間前にしておきましょう。
そして、寝付きを良くするには、寝る前のホットミルクがオススメです。
不眠症の人や寝付きが悪い人は、睡眠効果のあるメラトニンの量が少なくなっているので、ホットミルクで補えば眠れるようになります。
ミルクには、メラトニンの原料であるトリプトファンが豊富に含まれているんです。
いかがでしたか。
寝ている間に、カロリーが消費されているなんて驚きですね。
成長ホルモンの働きによるものと分かれば、睡眠の時間帯も、睡眠のトータル時間も大事にしたいものです。
ただ、より効果をあげるためには食事の時間帯も考慮しなければいけません。
夕食の時間帯を守って、正しい睡眠生活を送れば、確実に体重は落ちてくれますので、睡眠ダイエットを行う場合は、ぜひ考慮してくださいね。
睡眠ダイエットで、正しい睡眠生活の習慣を作れば、太らない体質にすることも可能ですよ。