疲れすぎて、ストレスで、何だか眠れないと悩んでいるあなたにオススメな食材があります。
これからご紹介する6つの食材には質の良い睡眠へと導く成分が含まれており、きっと悩みも解決できるでしょう。
是非今日から積極的に睡眠改善食を取り入れましょう。
1.リラックス効果.ハーブティー
まずは心と体を休めてリラックスさせる事が大切です。
どうにも疲労感がぬぐえない、ちょっとストレスが溜まっているという場合は、ホットハーブティーを飲みましょう。
オススメのハーブティーは、ラベンダーやカモミールといった種類です。
ラベンダーには鎮静作用があり、これが昂っている精神を落ち着かせてくれるのです。
その他にも生理不順による不快感、消化不良や腹部の膨張による胃もたれ等にも効果的です。
カモミールには平滑筋という、筋肉組織の緊張を解き、和らげる効果が期待できます。
この事から腹痛、胃痙攣であったり、生理痛を抑えてくれるのです。
またカモミールにはアズレン誘導体という成分が含まれており、これは胃粘膜を修復してくれます。
ストレスで過敏性腸症候群や胃潰瘍に困っている場合も、効果的ですね。
眠る30分前に温かく、鎮静効果のあるハーブティーを飲む事で、精神的にも安定して眠りへと誘ってくれるでしょう。
2.神経鎮静ラクッコピコリン.レタス
ハーブティーがどうしても苦手で飲めないという場合、同じように神経の鎮静効果の期待できるレタスを食べましょう。
レタスにはラクッコピコリンという、ちょっと変わった名前の成分が含まれています。
これが精神的な不安、焦りといったものを落ち着かせてくれるのです。
ラクッコピコリンですが、レタスの芯の部分に多く含まれています。
サラダを作る際に芯も良く洗ってから食べてもいいですね。
硬くて食べにくいならば、みじん切りにすると噛みやすくなりますよ。
ストレスでイライラする事が多い、寝る前に翌日の事等考えてしまって不安で堪らない場合は、是非ラクッコピコリンを摂取してみましょう。
3.睡眠ホルモンメラトニン.ケール
深い眠りに入りたい、そんな時は睡眠ホルモンである、メラトニンを含んでいる食材を食べましょう。
メラトニンは体内でも生成できますが、食事により補う事で、より眠りやすい体質へと変化できます。
さてそのメラトニンは、例えば100gのケールには約0.0043mg含まれています。
他にはとうもろこしに0.000139mg、米には0.0001mgでカイワレ大根ですと0.000086mgです。
こうして比べてみただけでも、やはりケールが圧倒的に多量のメラトニンを含んでいますね。
ケールの美味しい食べ方ですが、ここはスムージーを作ってメラトニンを摂取しましょう。
例えばケールにバナナとミネラルウォーターを加えるだけでも、十分美味しいスムージーが出来上がります。
食前に1杯飲んでおくだけでも良いですし、お風呂上りに1杯飲んでもいいですね。
尚、スムージーはあまり食材を入れると胃が上手く消化しきれなくなってしまいます。
なるべく2~3種類までの食材量に抑えておきましょう。
4.アミノ酸トリプトファン.バナナや乳製品
睡眠へと導いてくれるセロトニン、このホルモンを生成しているのが、アミノ酸の一種であるトリプトファンです。
一番含有量が多い食材は、プロセスチーズでこれは100g290㎎でしょう。
他には100gで10mgも含んでいるバナナ、豆乳が100gで50mg前後、牛乳やヨーグルトならば100g約40mgとなります。
肉類の動物性たんぱく質にも含まれてはいるものの、植物性たんぱく質に含まれるトリプトファンの方が、よりセロトニンとなりやすいようです。
調理方法ですが、例えばバナナと牛乳または豆乳をミキサーにかけてジュースを作ってもいいですし、小腹が空いた時にチーズを食べてもいいですね。
朝や夜にヨーグルトを食べる、または寝る前にホットミルクを作って飲んで胃から体を温めるといった手法もオススメです。
5.疲労回復酸化アリル.豚肉やナッツ類
体が疲れているとなかなか眠ろうにも難しいでしょう。
それに疲労が溜まり過ぎていると、浅い眠りになってしまう事が多いのです。
そんな時は疲労回復効果の期待できる、酸化アリルが含まれる食材を摂りましょう。
酸化アリルは豚肉やナッツ類に含まれています。
例えば豚の生姜焼きであったり、ナッツをおやつ代わりにつまんでみたり、日常的に小まめに摂取するといいでしょう。
油っこい肉はあまり食べられない、ダイエット中だという場合、比較的皮脂の少ないヒレ部分がオススメです。
ビタミンB1や鉄分も含まれていますから、肌荒れ改善や血行促進にも効果的ですよ。
6.目覚めを良くするブドウ糖.白米
深い眠りについた後、起きた時にすぐ脳が覚醒すると、いつまでも眠気を引きずってしまうとか、日中眠くて体がだるいという事態を防げます。
そこで摂っておきたいのが、ブドウ糖です。
ブドウ糖は疲労回復、集中力向上、二日酔いの緩和といった効果も期待できます。
翌日は早起きしなければならないけれど、ぐっすり眠った後でちゃんと脳が覚醒するか不安だという場合、ブドウ糖を摂っておくと目覚めもスッキリです。
中でも白米は100gで37gのブドウ糖を含んでおり、噛めば噛む程唾液に含まれている消化酵素が、白米のでんぷんをブドウ糖へと変化させるのです。
炭水化物は脳の活性化には最も重要な栄養素ですから、毎日なるべく白米を食べ、体調改善と共に脳の活性化も行いましょう。
いかがでしたか。
今日食べた物が、これから先の長い人生の中で、より質の良い睡眠を造りだしてくれます。
どうしても忙しくて食事が疎かになってしまう事もあると思います。
しかしそんな時でも、ちょっとした空き時間にコンビニ等で、牛乳やチーズといった物を食べたりして、栄養素を摂取しておきましょう。
ご紹介した食材はすぐに手に入る、普段食べている食材ばかりです。
睡眠に悩んでいる方は、これからなるべく睡眠に良い食材を多く摂って、質の良い眠りを手に入れましょう。