大の字になって眠る人の性格や心理とは

快眠情報最終更新日:2017年4月17日

寝る時に「この体勢じゃないと寝付けない」といった体勢を、人それぞれ持っていたりするものですよね。

その体勢で寝ないと落ち着かない、こうじゃないと安心できないといった体勢に、その人の心理や特徴が見られることもあります。

では大の字になって寝る人にはどのような心理や特徴が見られるのか、その寝る姿勢から探ってみることにしましょう。

1.占領したい思い

大の字の姿勢をイメージすると分かりますが、大の字は寝る姿勢の中でも最もスペースを必要とする寝方ですよね。

例えば二人で寝ている場合、ダブルのベッドだとしても、片方が大の字で寝てしまえば、もう片方のスペースが狭くなり窮屈感を抱くでしょう。

それでも大の字になって寝ることをやめない人は「占領したい」「主導権を握りたい」「自分が中心でありたい」という心理でいることが多いです。

萎縮していたり相手に気を遣っているタイプの人であれば、相手を優先的に考えるために、小さくなる姿勢を取ります。

これが、大きくなる姿勢になっているということは、自分を優先的に考えていることが分かり、相手への気遣いや遠慮といった思いはまずないと言えます。

また「ここは自分の領域」「ここでは自分がリーダー」といった思いを抱いていることもあり、相手との主従関係を示しているとも言えます。

二人以上の時に大の字になって寝る人は「自分が一番」「自分が占領したい」という思いを持っていることが伺えるでしょう。

2.解放されたい思い

複数の人と寝ている時は大の字にはならないけど、一人で寝る時には必ず大の字。

そんな人は、日頃ストレスを多く抱えていたり、周りの人に気を遣いすぎて疲れていることも考えられます。

普段窮屈な思いばかりしている、自分を出せずにいる、周りに合わせてばかりいるという人は、家にストレスを持ち帰るタイプと言えます。

一日のリセットとして大の字に寝る人、あるいは寝る時くらいは自分を解放してあげたいと思っている人に、大の字に寝るという特徴が見られるのです。

気を遣ったり合わせてばかりいると、変な緊張感があって肩こりがひどくなったり、神経をとがらせているせいで節々が痛くなったりしてしまうものです。

せめて寝る時にはそんな状態は避けたいと思っているのかもしれません。

我慢していることが多い人、家にストレスを持ち帰っているという人は、大の字で寝ることで、自分をリラックスさせているのかもしれません。

一つのストレス解消法でもあり、ストレスが溜まっている自分に気付けている人。

オンとオフをしっかりと区別できている人とも言えるでしょう。

3.大雑把で気にしない性格

周りからの視線が気にならない、人からどう思われたって構わないという性格の人も、大の字で寝ることがあります。

特に「こういう姿勢で寝たい」と意識しておらず、自然と大の字になって寝ることが多い人は、大雑把で気にしない性格の持ち主かもしれません。

その人の性格がそのまま寝る姿勢に反映されている状態で、常にリラックスしている状態。

自分のことで悩むことがあっても、周りの人のことで悩んだり、後先のことで悩むという状況が少ない人に見られる寝方です。

こうした人は、寝る時以外も豪快な態度が目につくもので、例えば大きなあくびを人前でして見せたり、豪快な笑い方をしたりと、その態度には「素」を感じるでしょう。

人に流されたり、人からの意見を気にする人ではなく、自分の生き方をしっかりと持っていて、周りからどう思われようが関係ないと感じることができる人です。

人間関係において大雑把な性格と言え、その性格が寝る姿勢に反映されていると言えるでしょう。

4.自由を好む人

これまでの特徴を見てみると、共通点がなさそうに見える特徴ばかりかもしれません。

しかし、皆に共通する思いとして「自由になりたい」「自由が好き」という思いが込められていることが分かります。

現実的に自由で居られる人もいれば、願望で自由になりたい人もいますが、共通して「自由」に対して強く憧れや願いが込められています。

何かに縛られたり、制限されたり、指示に従ったりということが根本的に嫌いで、解放されたい思いや自由でいたい主張が、寝る姿勢に出ていると言えます。

邪魔されることが嫌い、思い通りにいかないことに嫌気がさす、我慢をしたくないといった思いが、大の字に寝るという状況に表れているのでしょう。

大の字で寝る人は基本的に、自由を好む人に見られ、圧迫された姿勢や関節を曲げた姿勢を好みません。

好きなように遠慮せず、自分を前面に出したいという思いが、その寝方に表れていると捉えて良いでしょう。

大の字で眠る人の心理や性格を知ろう

大の字で寝るという人は結構多いものです。

普段我慢している人にも見られ、逆に大雑把なタイプの人にも見られる姿勢。

そこには、解放感を得たいという気持ちが共通してあると言えるのではないでしょうか。

いつも小さくなって寝ている、横向きになって寝ているという人の中に、もしストレスをため込んでいる人がいたら、大の字で寝てみると良いかもしれません。

解放的になれたり、自分が主導権を握っているかのような気持ちになれ、少しは気が晴れるかもしれませんね。