就寝時のよだれを防ぐ方法6つ。寝る時によだれが垂れるのを防ごう

快眠情報最終更新日:2018年5月8日

寝ている時に枕元を汚してしまうよだれ。

無意識のうちに勝手に出てくるので困りものですよね。

このような就寝時のよだれの原因は、主に「口を開けて寝る癖」にあるんです。

就寝時のよだれを防ぐ方法として、口が開く癖の直し方をご紹介します。

1.鼻炎や蓄膿症を治す

寝ている時に口が開いてしまう人は、アレルギー性の鼻炎や蓄膿症などで慢性的な鼻づまりを起こしていることが多いです。

鼻で呼吸ができないので自然と口で呼吸をするようになります。

口呼吸によって口内が乾燥すると、唾液が大量に分泌されてよだれが出てしまいます。

アレルギー性鼻炎や蓄膿症は症状が徐々に進行するため、気付かない内に慢性化している場合もあります。

風邪を引いた後に鼻水や鼻づまりだけが長期間続く人は慢性的な鼻炎や蓄膿症になっているかもしれません。

たとえ日中は鼻で呼吸していても、寝ている時は体がより楽な方法で呼吸をするため自然と口呼吸になってしまいます。

このような症状が疑われる時は、まずは耳鼻科を受診しましょう。

慢性的な鼻づまりを起こしている場合は、鼻の通りをよくするグッズが効果的です。

鼻腔を広げてくれるクリップやテープなど、様々な商品が売られているので試してみて下さい。

2.うつぶせ寝をやめる

うつぶせで寝る人は、顎が下に押さえつけられることで口が開き、よだれが出やすくなります。

寝る時にうつぶせ状態になる人は、仰向けで寝るようにしましょう。

横向きに寝てもいいですが、それだと寝ている間に寝返りで自然とうつぶせになってしまいやすいです。

両手両足を大の字に開いて寝ると、寝返りを打った時でもうつぶせになりにくくなります。

それでも起きたらうつぶせになっているそんな人は、長めの抱き枕を体の横に付けて置くと、寝返りを打った時に枕がじゃまをしてうつぶせになりにくいのでオススメです。

3.胸を高くして寝る

喉の気管が何らかの原因によって狭くなり、呼吸がしにくくなっているために口呼吸になってしまうことがあります。

代表的な例でいうと、喘息です。

喘息の人は気管が何らかの刺激によって炎症を起こしむくんでしまうのですが、体が仰向け状態になると気管が内臓などによってさらに圧迫され、呼吸がしにくくなります。

このような喘息持ちの人は、症状が出ていない時も癖で口呼吸になってしまうことが多いので、注意して下さい。

また、大人になってから突然喘息になる場合もあるので、症状が疑われる場合は一度呼吸器科を受診してみましょう。

気管の問題によって口が開きよだれが出る場合は、上半身を少し高くすると気管の通りが良くなって口呼吸が防げます。

敷布団の下にバスタオルをはさむなどして胸が高くなるようにしてみましょう。

4.無呼吸症候群を疑ってみる

寝ている時に何度も呼吸が止まってしまう病気「無呼吸症候群」にかかると呼吸が荒くなるため、大きく口を開けて呼吸するようになります。

このような呼吸で口内が乾燥すると、よだれが出やすくなります。

無呼吸症候群の症状は「いびき」「睡眠中の呼吸停止」「日中の眠気」「起床時の不調」が主です。

このような症状を家族から指摘された、もしくは心当たりがあるという人は、一度病院で検査を受けてみましょう。

もし無呼吸症候群であれば、そのままにしておくと高血圧や心臓病、眠気による交通事故などの原因になってしまうので大変危険です。

5.顎の筋肉を鍛える

寝ている時に勝手に口が開いてしまう人は、顎の筋肉が衰えているかもしれません。

特に、電車に乗っている時や授業中にウトウトしていたら口がパカッと開いてしまう人は要注意。

いつでも気を抜くと口が開いてしまうので、よだれが出やすくなっています。

顎の筋肉が衰える原因としては、日頃から柔らかいものばかり食べていることや喜怒哀楽の表情が乏しいことなどが考えられます。

食事では硬いものも日頃から食べたりガムを噛んだりして顎の骨を使いましょう。

また、よく笑うようにすることも大切です。

毎朝鏡に向かってニコッと笑うようにすると気分も良くなって一石二鳥ですよ。

6.顎のずれや歯並びを直す

顎のずれや歯並びが原因で、寝ている時に口が開いてしまう場合があります。

特に注意したいのが顎のずれ。

歯並びには問題がない場合でも、下顎の骨が本来の位置からずれてしまっている人が意外に多いのです。

日中起きている時、人は上下の歯がうまくかみ合うように意識しています。

この時、上下の歯列がずれていると、下顎が上顎に合わせるため関節から外れてしまいます。

就寝時は、脳が下顎を本来の位置に戻そうとして口が閉まらなくなり、開いたままになってよだれが出やすくなってしまいます。

このような就寝時の現象は歯ぎしりとなって現れることも多いので、歯ぎしり癖のある人は顎のずれを一度疑ってみることをオススメします。

顎の治療には長い期間が必要ですが、放っておくとよだれの問題どころではなく、顎の骨が痛んだり歯が欠けてしまったりするので、治療するに越したことはありません。

就寝時のよだれの原因を知って、正しい対処をしよう

寝ている時のよだれを防ぐ方法についてまとめましたが、いかがでしたか?寝ている時によだれが出る原因は、無意識下で口が開いてしまう癖にあります。

口が開く原因には様々なものがあり、中には放置すると危険な症状もありますので、症状が疑われる場合は病院に行くようにしてくださいね。

無意識に起こるよだれは防ぐのが中々難しいものですが、今回紹介した対処法をぜひ参考にしてみてください。