睡眠時に耳栓で耳が痛くなる時に試してみるとよいこと

快眠情報最終更新日:2017年5月31日

就寝時に家族のイビキや外の音が気になるけど、耳栓を長時間つけると耳が痛くなってしまいますよね。

耳が痛くなる原因には様々なものがありますが、原因や騒音の状況によって様々な対処法があります。

そこで今回は耳栓で耳が痛くなってしまう場合に効果的な対処法をご紹介します。

1.耳栓の大きさを小さくしてみる

耳の穴に詰めて使うタイプの耳栓を使っている場合、耳栓のサイズが耳の穴に対して大きすぎるために痛みが発生している可能性があります。

耳の穴は刺激に敏感な部分です。

柔らかい素材でも長時間圧迫し続けると痛みが出てきてしまいます。

耳栓には様々なサイズがあり、遮音性能が上がるほどサイズが大きくなりますが、耳穴が小さいと耳内部を必要以上に圧迫してしまうことがあります。

もし必要以上に大きいサイズの耳栓を使っているなら、サイズを小さくすることで痛みを緩和しましょう。

商品によっては幅広くサイズ展開をしているものもあります。

また、色々なサイズの耳栓をお試しパックとして安く販売している場合もあります。

そのような商品を買って自分に合うサイズを見極めてみるのもオススメです。

2.耳栓を入れる長さを短くしてみる

耳栓が耳の穴に深く入りすぎるために内部を刺激している可能性があります。

耳の穴は深いように思えて、実は鼓膜までの長さは3センチほどしかありません。

その穴の鼓膜側1~1.5センチの皮膚は非常に刺激に敏感で、耳かきなどで触れるだけでも痛みが出ます。

耳栓で痛くなる場合、耳栓がこの部分に当たってしまっていることが考えられます。

指でつぶして挿入するスポンジゴムの耳栓の場合、本来は耳栓全体を細長くつぶして挿入しますが、つぶす長さを半分にして入れてみましょう。

こうすると、少し遮音性能は落ちるものの、耳穴への圧迫が減ることで痛みがなくなることが期待できます。

3.耳栓の素材を変える

耳栓の素材をより柔らかいものに変えてみるのもオススメです。

最近話題になっているものとしては、シリコン粘土素材の耳栓があります。

柔らかく、形状的にも耳が痛くなりにくいと評判です。

耳穴を深く埋めてしまうスポンジゴム耳栓と違って、耳の穴の入り口部分にかぶせるだけなので内部の痛みが出にくいです。

使い始めのベタベタ感や外れやすいといったデメリットもありますが、耳栓を付けたときの圧迫感が苦手な人はぜひ試してみて下さい。

また、耳穴に入れるタイプの耳栓でも、シリコンゴムの傘が2~3個連なったような形の耳栓だと、耳への圧迫感が少なく痛みが生じにくいのでオススメです。

4.デジタル耳栓を使ってみる

物理的に耳を塞ぐのではなく、音で騒音を消す「ノイズキャンセリング」という画期的な方法があります。

デジタル耳栓はその手法を使ったアイテムで、騒音と逆波形の音を流すことで騒音を打ち消すことができます。

イヤホンを耳に着けて機械のスイッチを入れるとエアコンや電車などの環境音がスッと小さくなります。

耳につけるイヤホンは一般的な音楽用のものなので、長時間装着しても違和感はありません。

ただしこちらのデメリットとして、騒音が小さくなるだけで完全になくなるわけではなく、消えない音があるということがあります。

家の中では、空調や冷蔵庫などの機械音はほとんど聞こえなくなりますが、人の話し声は聞き取れます。

機械音よりも家族の話し声などが気になる人にはあまり効果がないので注意して下さい。

5.耳栓をやめ、部屋に音楽を流す

耳に何かが入っていると違和感が生じてしまう場合の最終手段として、部屋で音楽をかけて部屋自体の騒音を減らすという方法があります。

これならば耳への違和感はゼロになります。

部屋の外の音やエアコンなどの機械音が気になる場合にオススメです。

就寝時に流す音楽としてオススメしたいのが、小鳥のさえずりや水の音などの入ったヒーリング系ミュージックです。

エステやマッサージ店でよく流れているヒーリング系の音楽は、聞いていても不快感がありませんよね。

このような音楽は眠りを妨げることがなく、周りの生活音も目立たなくしてくれるのでオススメです。

部屋のステレオを使うのも良いですが、周囲に気を使う場合は枕元に小さいスピーカーを置きましょう。

最近では、スマートホンの音を枕元に広げてくれる簡単なアイテムが売られていますのでそちらも試してみて下さい。

耳の痛みの原因や騒音の状況に合わせて対策しよう

耳栓を就寝時につけると耳が痛くなる場合の対処法についてご紹介しました。

耳が痛くなる理由には様々なものがあり、理由や騒音の状況に合った対処で痛みをなくすことができます。

ただし、このような方法を試しても耳が痛み続ける場合は耳に何らかのトラブルが発生していることも考えられますので、一度耳鼻科を受診するようにして下さい。