睡眠不足が身体に及ぼす恐ろしい悪影響6個

快眠情報最終更新日:2016年8月16日

睡眠は体と心のリセットの為に、とても大切な役割を持っています。

その睡眠を毎日十分に得られていないと、心だけではなく体にとても悪い影響を与えてしまいます。

今回は睡眠不足が身体に及ぼす恐ろしい悪影響についてご紹介します。

1.免疫力が低下する

人によってそれぞれ適した睡眠時間は微妙に違ってきます。

例えば4時間半~6時間といった短時間睡眠でも平気な人、8~10時間眠る人と様々です。

しかし人は最低でも1日4時間半の睡眠を得る事が出来ないと、体に様々な悪い影響が出てしまいます。

いつもは8時間しっかり眠るのに2時間3時間しか眠れなかったという朝に、

何だか頭や体が熱くて発汗していると感じた事はありませんか?

それは、睡眠不足により体の免疫機能が著しく低下してしまっているせいです。

免疫機能が低下するとリンパ腺が腫れる事もあり、風邪をひきやすい状態になります。

その状態が慢性的になれば、風邪が長引いて治らない、

違う病気を併発するといった事態にもなりかねません。

2.首、肩等の関節が凝りやすくなる

体に休息を与える為に最も適した睡眠に入る時間は、22時~3時の間と言われています。

この時間に眠る事で内臓や脳、筋肉の凝りや疲労を回復出来るのです。

しかし睡眠が不足している、こういった所謂ゴールデンタイムに眠れなかった場合、

幾ら長く眠っても体の疲れは一向に取れません。

それ所か、血管が圧迫される事によって血流が悪くなり、

そこから更に体の節々や筋肉への疲労が蓄積されてしまいます。

寝不足の日に何だか首が痛い、肩や腰、足が痛いと感じるのは、このせいです。

毎日しっかり睡眠を摂っておかないと、どんどん血流が悪くなり疲れはいつまで経っても摂れません。

3.腸内環境が悪化して便秘になる

便秘は運動不足や水分不足だけで起こるものではなく、睡眠が不足している状態でも起こりやすくなってしまいます。

実は腸にも神経細胞があり、これは交感神経によって緊張状態になってしまう場合があります。

本来睡眠を摂るはずの時間よりも起きている時間の方が長いと、交感神経が優位になってしまいます。

そうすると体だけではなく腸までもが緊張状態となるので、そのせいで腸の働きが鈍くなります。

便秘は長く続けば肌荒れを引き起こす他にも、重大な病気を併発してしまう場合があります。

もしも元々便秘症だったと言う人の場合は更に腸の働きが鈍ってしまっているので、

これ以上悪化しないよう注意しましょう。

4.吐き気やめまいといった症状が出る

人の体は、睡眠中に乳酸、疲労物質を排除してくれます。

そして酵素を生成して体の健康を保っているのです。

しかし睡眠が不足してしまっていると、その乳酸や疲労物質を上手く排除する事が出来ず、

どんどん体内に蓄積してしまいます。

例えば朝起きた時に、もしくは日中に眠気とは違って何だかめまいがする、

吐き気がするといった場合は、体がかなり疲労している状態です。

そのまま睡眠不足の状態が続けば貧血を引き起こし倒れてしまう恐れもあります。

これが駅のホームを歩いている際や、車やバイクを運転している最中では危険な事故に繋がりかねません。

5.アレルギー症状が出やすくなる

元々アレルギー疾患を持っている場合、睡眠不足によってその疾患が酷くなる可能性が高くなります。

これはメラトニンが上手く働かないせいで、

体に悪影響を与える活性酸素を抑えられなくなる為です。

活性酸素が活発化すると、今まであまり症状が出なかった喘息や食物アレルギー、

花粉、鼻炎等の症状も活性化します。

特に食物アレルギーは本当に恐ろしく、これまでちょっとの痒みで収まっていた食材でさえ、

喉の発疹やむくみ等で呼吸困難に陥る場合があります。

花粉も万年草に反応する場合は、くしゃみ程度で治まっていた症状が、

急に激しい咳等に変わる場合があります。

そうなると内服薬等でも症状がなかなか治まらない事もあるので、

睡眠はしっかり摂るようにしましょう。

6.ホルモンバランスが乱れ女性は生理周期が不安定になる

睡眠は月経不順にも影響します。

これは、不足している睡眠により女性ホルモンのバランスが乱れてしまうせいです。

例えば今まできっちり1日に来ていた月経が

1ヶ月来なかったり、かと思えば1ヶ月の内に2回も来てしまう事があります。

月経痛が強くなる、PMSが酷くなるといった症状も起こりますので、睡眠は非常に大切です。

特に月経は精神的なストレスでも止まったり早まったりする事もあります。

将来妊娠を望んでいる場合は、こういった月経不順では妊娠も難しくなってしまうので、

是非毎日決まった時間に眠るようにしてください。

睡眠は毎日決まった時間に摂る事が大切

ただ長く眠ればいいという訳ではなく、22時~3時という一番筋肉や脳が休息できる時間帯に眠る事が大切です。

その為出来れば毎日、決まった時間に眠りそして起きるようにしましょう。

起きた時に太陽光を浴びると体内時計も一旦リセットされ、正常化します。

もしも夜なかなか寝付けないという場合は、温めた豆乳か、ホットミルクを飲むようにしてください。

特にホットミルクにはリラックス効果があるので、質の良い深い眠りへ導いてくれる事でしょう。