寝る前に自己暗示をかけるメリットとは

快眠情報最終更新日:2017年10月30日

寝る前に良いように自己暗示をすることには、様々なメリットがあることが知られています。

基本的にその理由となるのは、寝る前というのは潜在意識へアクセスできる貴重な時間であるということです。

そこでその効果をご紹介します。

1.潜在意識へ働きかけてなりたい自分になる

人には潜在意識という無意識のうちに働くものがあります。

同じ言葉を聞いても、人によって受け止め方が違うのは、この潜在意識の働き方が違うからです。

潜在意識とは、簡単に言えばその人が動くためのプログラムのようなものです。

このような事があればどのように感じるのか、あるいはどう反応するのかがプログラムされているというわけです。

そしてこれは普段は、自分の意志では簡単に書き換えることはできません。

けれども唯一、寝る前にはこの潜在意識にアクセスできると言われます。

この時間にどんなことを考えるのかによって、潜在意識は書き換えられるというわけです。

つまり寝る前になりたい自分をイメージすることによって、無意識のうちに潜在意識がそのために必要はことをするように働くようになるというわけです。

2.過去の出来事を良いように受け止められる

眠っている間に脳は、記憶の整理をしていると言われます。

夢を見るのは、その整理を行っていることによる現象です。

そしてその記憶の整理をどのように行うのかは、寝る前にどんなことを考えるかに左右されます。

例えばミスや失敗をしてそれを悔やみつつ眠ってしますと、失敗は後悔を生むという記憶が定着してしまいます。

その結果、同じように失敗をすると、後悔をするというプログラムが働くようになるわけです。

そこであえて寝る前に、失敗をしたから次の新たなステップに踏み出せるといった前向きなことを考えるとします。

すると眠っている間に脳は、失敗をしたならば学びを得ることができるという経験に書き換えてくれるようになります。

潜在意識の働きかけにより、ミスや失敗をしても後悔せずに冷静に対処できるようになるというわけです。

自分の過去の出来事を、脳が前向きなものとして記憶するようになるので無意識の潜在意識も前向きに考えるように書き換えられることになります。

3.自分の感情を良いものに変えていける

何事も悪い方に考えてしまう、いわゆるネガティブな考え方をする人がいます。

ちょっとしたことでも不安になったり、自分はダメなんだと落ち込んでしまうタイプの人です。

そのような人は、寝る前に自己暗示をすることでネガティブな思考から抜け出すことが可能になります。

寝る前というのは、複雑な精神面の感情などを収束させて、それを単一のものに変えていくと言われます。

例えばミスをしたことで寝る前に色々と考えるとします。

良いことや悪いことなどを考えながら眠りにつくと、最終的にその中の良い面か悪い面か、どちらかに収束されて無意識に定着するというわけです。

そこでネガティブな人は、寝る前にはあえてこれからの希望や願望などを考えることで潜在意識でも明るい未来を考えるように切り替わっていきます。

何かマイナスな出来事があっても、それをプラスに受け止めることができるようになります。

昔はよく子供に、親が寝る前に昔話を聞かせてあげたものです。

これは子供に道徳心というものを植え付けるための習慣だったと言われます。

子供は悪いことをすれば悪い結果がついてくるものだと、無意識の潜在意識に刷り込まれるようになるというわけです。

これを上手く利用することで、ネガティブな思考も変えていけるようになります。

4.次の日に良いアイデアが浮かぶ

仕事上の悩みやトラブルなどを抱えているものの、その解決策が見つからないという場合にも寝る前の自己暗示は役に立ちます。

この場合、具体的に何をすれば良いのかといったことを考える必要はありません。

とにかく抱えているトラブルは、良い方向に解決するというイメージだけを思い浮かべれば良いでしょう。

そのまま眠りにつくと、無意識のうちにその解決策を探し出そうというプログラムが生成されるようになります。

すると次の日には、その解決のために必要な情報を無意識のうちに探し出そうと働くようになります。

様々な情報に対してアンテナを張り、なにか役立つものを見つけ出すとそこに解決策を見出すようになります。

このように寝る前に抱えている問題や課題が解決されるという自己暗示をかけることで、翌日には何かアイデアをひらめくといった結果につながることになります。

これがいつまでも悩んでいるとなると、自然と視野が狭くなり必要な情報を得ても生かすことができなくなります。

寝る前の自己暗示をしよう

寝る前というのは、なりたい自分になるための潜在意識に働きかける大切な時間であることがわかります。

そこで良いことを考える自己暗示をかけることで、潜在意識をいうプログラムを作り出して希望や願望をかなえることができるようになります。