うずくまって寝る人の心理や性格とは

快眠情報最終更新日:2017年4月26日

寝方には、その人の心の奥に潜む本音が隠されていると言われています。

では、一見すると腰が痛くなりそうな「うずくまる」という形で寝る習慣がある人には、どのような心理が隠されているのでしょうか。

彼らの深層心理や、性格的な特徴についてまとめました。

1.愛情面が満たされていない傾向がある

うずくまって寝る人は、愛情面が満たされていない傾向が高いという特徴があります。

「うずくまる」という体勢は「両手で自分の体を強く抱きしめる」という形です。

わざわざこのような体勢で寝るということは「抱きしめられたい」「守ってもらいたい」という願望が心の奥に潜んでいるということが考えられます。

「抱きしめる」という行行為はスキンシップの1つであり、愛情表現の1つです。

そのため、自分で自分の体を抱きしめるだけでも、自分の手や腕のぬくもりを通じて体に愛情が伝わり、十分に幸福感や安心感を得ることができます。

無意識的にそのような感覚を求めて、この体勢で寝てしまうのでしょう。

もし、うずくまって寝ているという自覚がある場合は「深く心を通わせることができる人が身近にいるかどうか」を再確認してみることをオススメします。

2.人に依存したいという気持ちが強く出ている

うずくまって寝る人は、心が満たされていなかったり、つらい状況にあったりして「誰かに助けてもらいたい」「誰かに依存したい」という気持ちが強く出ているということが考えられます。

起きている時は1人で頑張ることができても、睡眠状態になると、無意識的に心のSOSサインが行動に表れてしまい、このような体勢で寝てしまいます。

特に「いつもは違った体勢で寝ているのに、なぜか急にうずくまって寝るようになった」という場合は「急に誰かの助けが恋しくなった」という可能性が高いと言えます。

そのため、心が助けを求めていると考えて良いでしょう。

長年自分を甘やかし、人に依存することが当たり前になっている人も、うずくまって寝ることが多くなります。

この場合は、元々人に依存する傾向がある性格であるため「ある日突然」ではなく、日頃からうずくまって寝ることが多くなります。

いずれにせよ、うずくまって寝ているという場合「大人として1人で自立する」という気持ちが欠けた状態にあると言えるでしょう。

3.人に対して心を開くことが苦手な傾向がある

うずくまって寝る習慣がある人は、人に対して心を開くことがあまり得意ではない傾向があると言えます。

他人に対して必要以上に不安や警戒心を抱いてしまうため、無意識的に自分を守ろうとしてしまいます。

その心理が寝方にも表れてしまい「うずくまって、自分を守るような体勢」で寝てしまうようになります。

他人に対する不安や警戒心が強い人ほど、より強く自分を抱きしめるような形で寝ることが多いと言われています。

これは「どんなことがあっても、自分で自分を守らなければ」というプレッシャーや「人間関係で絶対に傷つきたくない」という恐怖心が色濃く反映されています。

普段から人と接すること無意識的に避ける傾向があるという上に、日常的にうずくまるような体勢で寝ているという自覚がある人は、ぜひ1度勇気を出して、人に心を開いてみることをオススメします。

4.自分の世界に閉じこもりたいという願望を持っている

うずくまって寝る人は「自分だけが理解できる、自分だけの世界」が大好きで「できることなら自分の世界に閉じこもって過ごしたい」という願望を持っていることも多くなります。

特に、独自の感性を持っていたり、1人で何かに熱中することが好きだという人は、この傾向が高いと言えます。

このタイプの人たちは、人間関係に揉まれる現代社会に対して、少なからず疲れを感じています。

そのため「寝ている時くらいはそのような環境から抜け出し、自分だけの世界に閉じこもりたい」と願っているのです。

人間関係に疲れていたり、元々こだわりの世界に浸ることが好きな性格であったりする場合、このような心理でうずくまって寝てしまうと考えて良いでしょう。

5.心配性で、物事をネガティブに考えてしまう傾向がある

「うずくまる」という体勢は「何かの不安や恐怖から自分を守る」という意味合いを持ちます。

そのため、日頃からうずくまって寝るという人は、常に何かの不安感や恐怖感を抱えていることが多くなります。

言い換えれば、心配性の性格であるとも言えるでしょう。

このタイプの人たちは、心配しなくても良いことまで心配してしまい、常に心がネガティブな状態になっています。

この不安感や恐怖感をどうにかしたいという願望が、寝ている時の「うずくまる」という形に表れていると言えます。

うずくまって寝る人の心理を知ろう

うずくまって寝る人の心の中には「自分を守りたい」「自分に温かい愛情を傾けたい」という願望が眠っています。

そのような願望が生まれてしまう原因は、愛情不足や慢性的な不安感、人への警戒心など色々あります。

しかし、1つだけ言えるのは「心が内にこもり過ぎている状態である」ということです。

「最近うずくまって寝ている」という自覚がある人は、もしかしたら心をオープンにできていない可能性があります。

そのため、勇気を出して不安や警戒心満たされない思いを払しょくし、心を開くための第1歩を踏み出してみることをオススメします。