歯ぎしりは、小さなお子様に多いと思われがちですが、大人も歯ぎしりで悩んでいる方が多いです。
そもそも歯ぎしりとは、歯と歯を擦ることで、周りからは歯ぎしりの音が不快に感じる人がほとんどです。
なぜ、人は歯ぎしりをしてしまうのか、そして、歯ぎしりの原因をご紹介します。
1.歯と歯の噛み合わせが合っていない
自分では、噛み合わせが悪いことに気がついていない人が多いです。
ですが、寝ている間に無意識で歯ぎしりをしていたり、それ以外でも癖で歯ぎしりをしていることもあります。
そのような方は、噛み合わせが合っていないと考えられます。
歯並びが良くても噛み合わせが良くなかったら意味がありません。
噛み合わせを治さないと歯ぎしりは治らないと言われています。
噛み合わせが悪いと顎に影響が出てしまいます。
かたいものが食べにくかったり、顎を痛めやすかったりと支障が出てきます。
そのため、まずは噛み合わせを良くしてみましょう。
2.ストレスによる歯ぎしり
現代では、社会でのストレスを感じやすい方が多く、
ストレスの解消が出来ていなかったりしている方は良く歯ぎしりをしてしまいます。
このような人はどんな時に歯ぎしりをしているのかというと、睡眠中による歯ぎしりが多いです。
寝ている間なので自分自身ではなかなか気づきにくいですが、
無意識のうちに歯ぎしりをしていることが多いです。
この場合の改善方法は、ドラッグストアなどで販売されている歯ぎしりを止めるテープを使用すると良いです。
寝るときに、口にテープを貼っておくだけで歯ぎしりを防ぐことができます。
テープによって口を動かす自由がきかなくなるため
歯ぎしりをしにくくするという役割を果たしてくれるのでオススメです。
3.ストレスを解消するために歯ぎしりをする
先ほどとは反対にストレスを溜めないようにするために歯ぎしりをしているという方もいます。
このような人は、無意識に歯ぎしりをしているのではなく、意識的に歯ぎしりをしていることになります。
何かのきっかけで自分にストレスを感じると感情をコントロールするために歯ぎしりをして気持ちを抑えるという事です。
周りからしたら歯ぎしりの音はかなり不快に感じますが、歯ぎしりをしている本人はそれが快感になっています。
改善方法としては、意識して歯ぎしりをしないようにすることです。
他にも、医療機関などで相談してみるという手段を選ぶのも大切です。
4.子どもの頃からの癖で歯ぎしりがやめられない
大人で歯ぎしりをしている方は、ストレスや噛み合わせ以外で癖ということも考えられます。
小さい頃に、良く歯ぎしりをしていたという方はそれが治せないまま、癖になってしまっているのです。
このような人は、主に睡眠中に無意識で歯ぎしりをしている人がほとんどです。
子どもの頃からの歯ぎしりが癖となり、積み重なっているのでなかなか治すのは難しいです。
そのため、病院でみてもらうことをオススメします。
歯ぎしりをずっと続けていると、虫歯になりやすくなったり、歯並びに影響したりしてしまいますので気をつけましょう。
そして、歯ぎしりは子どものうちに治しておいた方が良いです。
このように歯ぎしりは、歯だけに影響するのではありません。
歯も骨の一部分でもありますので、続けていると歯が折れてさしまったり、欠けてしまったりします。
そのため、虫歯になりやすくなったり、口腔内の病気にかかりやすくなったりします。
他にも歯ぎしりによってだ液の分泌が少なくなり、味覚障害や口臭の原因などに繋がってきます。
そのため、早めの治療、または改善方法を見つけなければなりません。
大人の場合、エチケットとしても治しておかなければなりません。
また、ストレスなどで歯ぎしりをしてしまう人は、精神疾患があることも考えられます。
歯ぎしりをしていないと落ち着かなかったり、イライラしてしまったりするのであれば精神疾患の可能性が高いと言われています。
そのため、周りの人を不快にさせないためにも早めの医療機関への受診が必要となります。
歯ぎしりを治すためのリハビリ等も最近では研究されてきています。
そして、小さなお子様がいる家庭では子どもが睡眠中や普段の生活の中で歯ぎしりをしていないか注意してみてください。
もし、歯ぎしりをしているようであれば本人に口の中が不快なのが聞いてみましょう。
特に問題もなく歯ぎしりをしていたら、病院で噛み合わせの検査を受けてみることをオススメします。
子どものうちから歯ぎしりを治しておくと、
大人になってから歯ぎしりをすることはほとんどありませんし、口腔内のトラブルに合うこともありません。
そのため、出来るだけ幼いうちから歯ぎしりを治しておくようにしましょう。
大人になってからだと、治すのに時間がかかってしまいます。
ですが、歯と口腔内の健康のためにも地道に歯ぎしりをしない努力をしていきましょう。