あなたは寝るとき、仰向け、うつ伏せ、横向き…どの体勢で寝ますか。
気道が確保されて楽に寝られるのは、意外にも横向きだと言われています。
でも横向きに寝た日、起きてみると耳が痛くてしょうがない…こんな経験がある人もいるかと思います。
耳が痛くならずうまく横に寝る方法は、どんなものがあるのでしょうか。
1.平らな枕を避ける
耳が痛くなる原因の一つに、平らな枕があげられます。
平らで枕で寝ていると、頭の重さを分散することができなくなり、重みがそのまま下にしている耳にいってしまいます。
これにより、頭の重さをずっと受け止めていた耳に大きな負担がかかり、痛みとなって出てくるのです。
では、この平らな枕で寝ている状態をどう解決すればいいのでしょうか。
あげられる方法としてまず、タオルを枕の上に敷くことです。
枕の上にタオルをそのまま平らに敷くわけではありません。
頭の重心を下に行かせ分散させるために、枕の上側の方に厚くタオルを敷くようにします。
上の方だけ二重三重にし、余った部分を下側に持ってきて敷くというかたちになります。
これで、横向きに寝たとき、頭が少し斜めに傾くことになります。
斜めになったことで重心が下に行くことになり、耳への負担が軽減されるのです。
平らな枕で寝ている人ですぐにでも耳への負担を減らしたい、という人は、今日からでも実践することができる方法です。
2.横寝専用枕にする
横寝専用枕というものがあります。
横向きで寝ると耳が痛くなるのは誰もが感じることなので、こういった商品も出てきているのです。
お金をかけてでも、快適に横寝をしたいという人は購入を検討してみるのもいいでしょう。
横寝専用枕とは、その名の通り横寝をするために生まれてきたものなので、耳があたる部分がちょうど空いている形になっているのです。
U型になっていてUの真ん中の部分に耳が収まるように敷いて寝ます。
タオルを敷いて寝るのではやはり肌触りや寝心地もあまりよくありませんし、横寝専用枕で寝るという方法も非常にオススメです。
毎日の睡眠のことですから、お金をかけてでも快適な睡眠環境を用意するのもいいことです。
ちなみにドーナッツ型の座布団でも、低すぎて不自由しなければ代用できます。
もしくは、横寝専用枕ではなくても低反発枕でも負担はだいぶ軽減されるでしょう。
3.夜中に一度目覚めることがあれば逆向きで寝るよう意識する
いろいろな理由があって夜中に一度起きてしまうこと、ありますよね。
そんなときは横寝をする人にとってはチャンスかもしれません。
やはり同じ体勢で寝続けることが下に敷かれる耳への負担を大きくしてしまいます。
なので、もう一度寝るときは今までどちらを向いて寝ていたかどうかを思い出しましょう。
そして右を向いていたなら今度は左、左だったなら右を向いて寝るように心がけましょう。
少しでも耳が痛くなることを軽減していくことです。
長時間同じ体勢でいることは耳にとって負担であることはもちろん、身体全体にもあまり良いことだとは言えないので、一度目が覚めた時は体勢を変えることが非常に大事です。
4.寝返りをなるべく打つ
寝ながら寝返りを打つ回数が増えれば、上でお話ししたように長時間同じ体勢でいることがなくなり耳の痛みがなくなります。
そのためにはやはり寝ている間も頻繁に寝返りを打てることが一番です。
寝返りをあまり打たずに寝ると腰痛にもつながることになります。
でも寝ているときのことなので、意識しようとしてもなかなか意識して寝返りが打てるものではありませんよね。
ほとんど寝返りを打たない人が寝返りを打つ、もしくは寝返りの回数を増やす、そんな方法はあるのでしょうか。
寝返りをあまり打たなくなってしまう原因の一つとして、寝る場所の狭さが関係してきます。
狭い場所で寝ることを体が覚えてしまうと、寝返りを打とうにも打てない場所なので、自然とあまり動かずに寝てしまうことになります。
狭い場所で寝ていることに覚えがある人は、寝るスペースを見直してみましょう。
また、枕以外の寝具も睡眠中の動きを妨げる原因になる場合があります。
というのも、柔らかいシーツやふんわりとしたマットレスは体がすっぽり収まるような感覚になってしまって、動きづらくなってしまうからです。
冬場に掛け布団をかけすぎて重くなり、動きづらくしてしまうのも、見直す必要があるでしょう。
確かに寝返りを打つようにすることは意識的に実践することは難しいですが、なるべく寝返りが打ちやすくなるような睡眠環境を用意することは心がけましょう。
頭を横にして寝よう
頭を横にして寝ると耳が痛くなるから横寝はしない、と思っていた人もいるでしょう。
でも、上であげてきたようなちょっとした工夫や嗣明環境を見直すことで、快適に横になって寝ることができます。
最初にも触れましたが、仰向けよりも横を向いて寝ると起動が確保されて質の良い睡眠が取れて熟睡できると言われています。
このような工夫で耳を痛めることなく横寝ができるのであれば、ぜひ実践していきたいものです。