頭の下に手を入れて寝る人の心理とは

快眠情報最終更新日:2017年5月1日

人の寝相というのは本当にさまざまですよね。

寝相のように、人が意識せずに取るポーズや姿勢には、人の潜在意識が現れることがあるのはよく知られています。

今回は、頭の下に手を入れて寝る姿勢についてご紹介します。

この寝相には、どんな隠された心理的な要因や原因があるのでしょうか。

1.悩みがある

人は、何かを考えたり心配しているときに手が動くと言われています。

その手の位置や動きにはいろいろなパターンがあり、人や経験によって異なります。

しかし、頭の方に手をやるということは、やはり何か考えごとをしているからかもしれません。

よく考えると、頭の下に手を入れるというのは、かなり動作が大きいですよね。

無意識の習慣というわけでなければ、珍しい部類に入るでしょう。

自分でも気が付かない潜在的な部分に、何か漠然とした不安を感じているのかもしれません。

例えば、寝るときに「明日どうしようかな」と考えるシチュエーションを思い出してみてください。

そんなときには、横を向いて手を顔の下に入れたりしますよね。

何か気になっていることがないか、少しじっくりと考えてみるのもよいでしょう。

2.寂しい気分や甘えたい気分

体を横に向けて、手を頭の下に入れる姿勢というのは、完全に力の抜けている状態ではありません。

何かを抱えたり、抱いたりするときの格好に近いと思いませんか。

ここも、心理的な要因を推測するためのヒントになります。

もしかしたら、心の中では欲求不満を感じていたり、甘えたい気分なのかもしれません。

手を頭の下に入れる姿勢では、頭や顔に圧迫感を感じることが多いでしょう。

また、胸が閉じるような格好にもなるため、リラックスする姿勢とも異なります。

しかし、何かを抱いたり、抱かれたりするときには同じような圧迫感を感じたることがあります。

そのため、実は甘える相手が必要なのかもしれませんね。

仕事や家族の前ではなかなか弱さを見せられず、普段我慢しすぎていることはないでしょうか?

3.入眠のポーズ

心理的な要因とは少し異なりますが、寝付くためのポーズという風にも言うことができます。

人によって、眠りに入りやすい体勢というものがあります。

手を頭の下に入れるという姿勢も、そうした入眠するためのポーズだったりします。

手の置きどころが安定しないとなかなか眠れない人も、少なくありません。

手を頭の下に入れると言うのは、自分の頭の重みで手が安定するようになります。

寝るときには少し不自然に見えるかもしれませんが、そうした人にとっては合理的な姿勢でもあります。

この場合、なかなか寝付けないのは少し気になる点ではあります。

しかし、眠れない時のおまじないのようにしている人も多くいることでしょう。

何か原因があるわけではなく、幼い頃からずっとこうだと言う人もいるかもしれませんね。

4.枕の高さが低い

入眠するときのポーズと少し似ていますが、もう一つ、枕が合っていないということもあります。

枕が低い場合には首の筋肉が緊張してしまい、なかなか寝付けないということが起こります。

そのためよく眠れなかったり、眠れないことに焦りやストレスを感じてしまうことがあります。

そんな寝にくさを感じているときには、こうした姿勢が一時的な解決になります。

自分の手を頭の下に入れることで、自然と頭の高さを調節することができています。

無意識、あるいは本能的に、寝やすい姿勢を取っているというパターンもあるでしょう。

ご存知の通り、適切な枕の高さは、良い睡眠にとって非常に重要なポイントになります。

もしストレスや悩みに心当たりがあれば、枕を変えてみたりするのも良いかもしれません。

そうすることで、自然と直るかも寝相が変わることがあったりします。

5.何かしら足りていない

こうした要因を考えてみると、頭の下に手を入れるというのは、何かしらの不十分や不足感がある可能性が高いと言えます。

不安などの心理的な要因もあれば、物理的なことも原因になりえます。

しかし、足りていない部分があるのは共通していますよね。

「以前まではそんなことなかったのに」と思うような場合は、少しストレスや悩みを感じているのかもしれません。

よく眠れなくなったり、寝つきが悪くなったりと変化を感じたりしている時は要注意です。

寝相の変化は、そうした心理的な影響を受けている可能性が高いといえます。

頭の下に手を入れる心理を知ろう

心理状態を探る場合には、寝相がすべてではありませんが、傾向として捉えることはできます。

頭の下に手を入れる姿勢は、頭と手にかかる圧迫感があり、少し体がこわばる姿勢です。

姿勢としてはかなり変化が大きく、単なる偶然とは異なることも多く考えられます。

頭の下に手を入れて寝るというひとは、それほど珍しいというわけではありません。

しかし、あまり腕を上げたような姿勢は、寝ている間に肩なども疲れてしまい、血行が悪くなるとも言われます。

最近になってこうした寝相の変化があるようであれば、この機会に悩みの原因となりそうなものがないか考えてみるようにしましょう。

そうでなくても、思い切って枕を変えたりすると、案外スッキリするかもしれません。