睡眠の時に耳栓を使用して寝ることで、音を遮ることができるので熟睡しやすい環境を作りやすくなります。
しかし耳栓を使用するにはしっかりと注意点に気をつけなければ、逆に睡眠の質を下げることにも繋がりかねません。
そこで睡眠時に耳栓をすることの注意点についてご紹介します。
1.寝過ごしに注意
睡眠時に耳栓をすることの注意点としては、外部の音を遮断するので寝過ごしに注意しましょう。
朝起きる時にはほとんどの人が目覚まし時計をセットして、音で朝目覚める方法をとっています。
耳栓をすることによって外部からの音が聞き取りにくくなるので、朝の目覚まし時計の音が聞こえなくて、寝過ごしてしまう可能性も高くなります。
耳栓にはいろいろな種類がありますが、遮音性の高いものを使用すると、外部の音がほとんと聞こえなくなってしまいます。
音が聞こえないからこそ集中して寝ることができますが、朝起きる時には音によって起きにくくなるので注意しましょう。
耳栓の遮音性を高くしすぎると目覚まし時計の音も聞こえにくくなるので、少し外部の音が聞こえるくらいの耳栓を使用することをオススメします。
2.濡れている物は使用しない
耳栓を使用する時に、耳が濡れた状態のままでは使用しないようにしましょう。
耳栓は耳に直接触れるので、水分があれば耳栓がそのまま吸収してしまいます。
睡眠前にお風呂に入る人も多く、耳の仲間でしっかりと乾いていない状態で寝ることもあるでしょう。
その状態で耳栓を使用すると耳栓が濡れてしまうので、衛生的に見てもオススメすることはできません。
濡れた耳栓を使用し続ければ湿気がたまりやすいので、雑菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。
普段は耳栓をしていないので通気は良いのですが、耳栓をすることによって通気が悪くなって湿気がたまってしまいます。
雑菌が繁殖すると耳の内側がかぶれたり、中耳炎などの症状を引き起こしてしまう可能性もあるので、濡れた耳栓を使用しないようにしましょう。
3.清潔な物を使用する
睡眠時に耳栓をすることの注意点としては、できるだけ複数の耳栓をローテーションで使用するようにしましょう。
耳栓は直接耳に触れるものなので、いろいろな細菌が付着します。
水に濡れたまま使用すると思わぬ耳のトラブルにもなりますが、同じものを数日間使い続けるのは衛生的にも良くありません。
夏の日や湿気が多い日に使用すると、汗や湿気によって耳栓が濡れた状態と同じになります。
そのため毎日使い続けることで、濡れた状態の物をしようすることにもなります。
また付着している最近も湿気が多ければ繁殖しやすいので、同じものを使い続けるのはオススメできません。
複数の耳栓を1日から2日おきにローテーションをして使うことによって、清潔感のある耳栓を毎日使用することができます。
直接体に充てるものなので、清潔な物を使用するようにしましょう。
4.違和感を感じたら使用するのを止める
睡眠時に耳栓をすることの注意点としては、使っていて違和感を感じたらすぐに使用を止めることが大切です。
耳栓を使うことに慣れていないと、耳が痛くなったり痒くなることもあります。
起きている時はまだ対処することができますが、就寝時に耳が痛くなってもすぐには対処することはできません。
睡眠時はどうしても我慢できないと体が反応して初めて気づきますが、起きた時にはかなり耳に負担が掛かってから起きることになるでしょう。
また痒みなどは放置しているとかぶれたりしますし、耳のトラブルで怖いのが中耳炎になってしまうことです。
耳栓を無理にし続けることによって、思わぬトラブルになることもあるので、耳栓を使用した時に少しでも違和感を感じたら使用を止めることも考えておきましょう。
5.非常時に注意する
睡眠時に耳栓をすることで怖いのが、外部の音に気づきにくくなることです。
遮音性の高い耳栓を使用すれば外部の音をシャットアウトしてくれますが、万が一非常事態になった時には気づくのが遅れてしまいます。
もしも家事などが起きれば非常ベルや人の声で気づくことができますが、耳栓を使用していることで音が出ていても気づきにくくなります。
そのため非常事態の時に逃げ遅れてしまう可能性も高くなるので注意が必要です。
耳栓をする時には少し外部の音が聞こえるくらいの物を使用して、普段よりも音をシャットアウトするくらいの物を選ぶようにしましょう。
完全に周りの音が聞こえない状態になると、就寝時は完全に無防備な状態なので、非常事態の時にはすぐに対処できなくなってしまいます。
睡眠時の耳栓は素材や感触にこだわろう
睡眠時に耳栓をするなら、素材や耳栓の感触にこだわりを持ちましょう。
耳栓が少しでも違和感があればそれだけで睡眠の質を落としてしまう可能性もありますし、違和感によって寝つきが悪くなってしまいます。
耳栓によって音をシャットアウトして、寝やすい環境を作りたいと思っているので、耳栓を使用する時には素材や感触など自分に合った物を探して使用しましょう。