旅の時間はゆったりと、デッキからは果てしなく続く海を眺めなが過ごすなんて憧れますよね。
しかし、船は海上の乗り物。
波の影響でゆらゆらと揺れて酔いやすい乗り物でもあります。
せっかくの船旅なのに眠れないなんて、それだけで落ち込んでしまいますよね。
そこで今回はちょっとした心がけと工夫で、夜はゆったりと眠ることができるコツをご紹介します。
1.船旅の前日はしっかりと睡眠を当日はしっかりと食事を摂る
前日の睡眠が当日のコンディションを大きく左右します。
この前日の睡眠は船だけでなく車バス飛行機など様々な乗り物の酔い止めに効果があると言われています。
特にストレスや疲労を残した状態では内臓や血管の動きをコントロールする自律神経が乱れやすく揺れなどにカラダが対応できず、結果酔いやすくなります。
前日はしっかりと睡眠を取って、カラダの整えておきましょう。
また空腹も睡眠の敵です。
だからといっていっぱい食べるのもNG。
適量を心がけて食事をしましょう。
飲み物も日常生活と同じですが、カフェインを摂りすぎず、温かいホットミルクのような飲み物を飲むのも有効です。
2.アイマスクやネックピローなどの睡眠グッズを使う
船内という環境の違う場所では、通常より眠りにくいかもしれません。
特に船の寝るところによっては寝にくい場所も多いです。
座席タイプの客船の場合は飛行機と同様にネックピローなどを使用しましょう。
また足を少しでも平行にできるような工夫も有効でしょう。
雑魚寝タイプの客船の場合は備え付けの寝具がありますが、船内の明るさによって眠りの邪魔をする場合があります。
その場合はアイマスクなどを使用することでカバーしましょう。
船は飛行機と違い、気軽に出歩けるのが船の良いところでもあります。
眠れないなと思ったら、一度散歩に行くのも有効です。
3.客船のグレードを上げる
乗船する客船の種類によっては、雑魚寝タイプの寝室から、簡易ベッドの2~4人個室。
フェリークラスでも一等船室はホテルのツインルームのように、しっかりとしたベッドを用意している客船もあります。
特に船旅に不慣れな方は、なるべくベッドスタイルで眠れるような船室を用意すると睡眠をとりやすくなるでしょう。
船の種類によっては大浴場などを備えた客船もあります。
眠る前に大浴場でゆったりとバスタイム楽しむのも有効です。
また、船をはじめとする乗り物類には独特な匂いがあります。
匂いに敏感な方は、それだけでも眠れないなんてケースもありますよね。
睡眠を誘発するようなアロマをハンカチやティッシュに染みこませ枕元に置いておくだけでも、匂いによる睡眠妨害は軽減するでしょう。
ただし乗り物の為、アロマは可燃性のないものにしましょう。
4.船で寝る場所はエンジンから遠いところにする
船のエンジンは皆さんは見たことはありますか?
大きな船を動かすエンジンはとても巨大なエンジンとなっています。
そうなると、もちろんエンジンの振動や騒音も車などと比較になりません。
飛行機の場合外だとうるさいですが、機内はさほどうるさくはありません。
しかし船は防音面ではあまり優秀ではなく、特に接岸や離岸時には非常にうなるような音がします。
エンジンは比較的に船尾(後部側)の最下部に設置されていることが多く、エンジンの上に客室がある場合は睡眠の妨げになる場合があります。
その際には念のため耳栓などの音を軽減するようなアイテムを使用することで、解決していきましょう。
5.船から景色を見たり、運動をしよう
夜にしっかりと睡眠を取るためには、なるべく日常の生活スタイルから変化させないのもコツです。
せっかくの船旅ですので日中はデッキで日光浴と海を眺めてみてみましょう。
日中に太陽の光を浴びると睡眠にも大きな影響があると言われています。
これは船内での生活でも可能な事だと思いますただし船のデッキは陸地より強く紫外線を浴びますので、日光浴はやり過ぎないように気をつけましょう。
また散歩や船内の施設を利用して体を動かすことも非常に睡眠にとっては有効です。
グレードの高い客船の場合はジムやプールなどがある客船もあり、ぜひ積極的に利用してみましょう。
船内でもなるべく日常の生活スタイルでできる運動を心がけることによって夜の睡眠の質が大きく変わってくるでしょう。
船に乗ってもぐっすり眠ろう
船の中でぐっすりと眠れる方法は心がけと工夫で日常と変わらない睡眠が取れるようになるでしょう。
船の中ちゃんと眠れるか心配だなとあまり構えすぎない気持ちも必要かもしれません。
緊張せずリラックスした状態がなにより睡眠に結びつく近道ではないでしょうか。
自宅で眠る前にいつもしている事や習慣(読書や音楽を聴く等々)でも良いので環境をなるべく日常と同じように心がけましょう。
どうか皆さんの船旅が素敵な思い出になりますように。