寝る時に音楽を聴くとよく眠れたり、体がリラックスするという話を聞いたことはあるでしょうか?
実際に寝つきを良くするためのBGM動画や音楽CDはいっぱい存在しています。
音楽には癒しの効果があります。
動画などでヒーリング音楽がたくさんあるのは、その効果をたくさんの人が実感しているからです。
今回は、寝る時に聴くと良い音楽についてご紹介します。
1.雑音は睡眠の敵
音楽を聴くというと事は、もともと日常の雑音をシャットアウトしてくれる効果があります。
音楽に集中する事で、冷蔵庫の音や道路を走る車の音をかき消してくれます。
睡眠を妨害する雑音から守ってくれ、余計な事を考える意識を端に追いやることが出来ます。
また、静かすぎて逆に眠れないという人もいるでしょう。
無音だと、意識が自分の事へ向いてしまい、悩み事や気になる事を永遠に考えてしまい、寝つきが悪くなってしまう人もいます。
音楽を聴くという事は「眠りやすい意識を作る」事と「眠りを妨げる要素を除外する」という効果が、快眠への効果に期待できる要素になります。
2.睡眠の質を上げる音楽の聴き方
音楽は、睡眠をスムーズに手助けしてくれる効果がある一方、睡眠中は逆効果になる恐れがあります。
寝ている間中ずっと音楽が流れていると、音楽を頭の中で一つの情報として処理する働きを続けてしまい、結果的に脳が十分に休まらず、睡眠不足を招いてしまう恐れがあります。
目安は、布団に入ってから30分後です。
再生時間を調節したり、自動で音楽が止まるような対処を心がけましょう。
3.α波を出現させる音楽が良い
特定の音楽を聴くことでαという脳波は自分の脳に現れます。
αの効果は以下の通りです。
ストレスを抑えてくれる体と脳を休めてリラックス効果を得る体の免疫力向上、病気の予防このαが出る事で脳がリラックス状態になり、質の良い睡眠をとることが出来るのです。
αを発生させる音楽は、海の音や風の音などの自然音、小鳥のさえずりなども含みます。
それからモーツアルトの音楽も効果的です。
歌手でも自然音に近い周波数を出す人がいます。
有名な人では、宇多田ヒカルさん、徳永英明さん、美空ひばりさんです。
これらの方の歌声を聴くことで、リラクゼーション効果を与える事が出来るのです。
自然界や環境音には「1/fゆらぎ」という法則が含まれています。
これは自然と脳をα波に導く効果があります。
4.聴きなれている音楽を聴く
普段聞き慣れていない音楽だと、聞き入ってしまったり、余計な感情がわいてきたりと、意外な発見が多いので、頭の中が落ち着かなくなってしまいます。
これはどんな曲なんだろうとか、気になるからもっと聴いていたい、これはなんて言うタイトルの曲なんだろうと脳が働いてしまい、リラックスする環境を脅かしてしまう恐れがあります。
睡眠前は、普段から聴きなれている音楽を聴くようにする事で、より脳が安定するようなリラックス効果を得ることが出来ます。
5.一定の曲調の音楽
流している音楽の曲調が一定していないと、脳波も一定しないので乱れてしまいます。
一定の曲調を選ぶことにより、無意識的な脳の変化を抑える事が出来ます。
やはり。
ゆったりして、気持ちが落ち着くようなテンポと言えば、クラシックです。
睡眠を向上させるのに、クラシックのテンポは非常に有効です。
他のリズムが一定の曲は、ヒーリングミュージックやボサノバが挙げられます。
激しいテンポの曲では、テンションが上がったり、思わず踊りたくなってしまいます。
ゆったりとした曲や自然音や環境音を聴くと良いでしょう。
6.歌詞がない音楽
ラブソングや自分の好きなアーティストの曲は、歌詞に聴き入ってしまい、眠りを妨げる恐れがあります。
また、歌詞から得られる情報量が多く、眠る事に集中出来なくなっしまいかねません。
好きなアーティストの言葉を追ってしまうと、脳が休息できなくなってしまうので、寝るときに聴く音楽は歌詞ありより歌詞なしが基本です。
思い入れがある曲は特定の感情を引き起こしてしまい、脳の刺激が高くなってしまいます。
寝るときに聴く音楽としては適していません。
7.繰り返し聴いても飽きない音楽
音楽をずっと流していて、繰り返して聴いても飽きない曲は気持ちを落ち着かせる効果があります。
一般にはクラシックやジャズといったおとなしめの曲が多いですが、中には激しい音楽、例えばハードロックやバンクを好む人がいます。
まずは、自分がずっと聴いていられるものを選ぶことが大切です。
音楽で睡眠を良くしよう
音楽によっては睡眠に適しているものや適していないものが存在します。
睡眠の質を上げる事が寝る前に音楽を聴く大切なポイントです。
ただ単に自分の好きな音楽を聴けば良いというわけではありません。
また、音楽を流したまま寝てしまうと、脳を十分に休ませることが出来ず、睡眠障害を招いてしまう恐れがあります。
タイマーなどできちんと音楽を止め、自分に合った音楽を聴いてリラックスしましょう。