快眠できない時に見直すべきこととは

快眠情報最終更新日:2017年4月2日

今、なかなか熟睡できず、疲れを翌日以降まで持ち越してしまうという悩みを抱えている人が増えています。

そんな時には、自分自身の睡眠の質を意識的に改善する必要があります。

そこで、快眠できない時にはどんなことを見直したら良いのか、その具体的なポイントについてご紹介します。

1.寝る前に、スマホやPCTVを見ていないかどうか

なかなか快眠できないという場合、寝る時間になっても脳が興奮状態になっているということが原因の1つとして挙げられます。

脳の興奮を引き起こす要素は色々ありますが、中でも大きな原因となっているのが、夜遅い時間にスマホやPCTVを見るという行為です。

スマホやPCTVの画面からは、ブルーライトと呼ばれる強い光が放たれています。

このブルーライトを目に入れると、脳がさえて興奮状態となり、リラックスできなくなると言われています。

特に、夜遅い時間にブルーライトを目に入れてしまうと、寝る直前まで脳が冴えわたってしまう状態が続きます。

これでは、脳内が鎮まらないため、熟睡したくてもできないという結果になります。

なかなか快眠できないという時は、夜遅くまでスマホやPCTVを見ていないかどうか、夜の時間の習慣を見直してみましょう。

そして、心当たりがある場合は、夜遅い時間になったら、これらの機器の電源を切るように意識してみてください。

2.寝具が自分の体に合っているかどうか

自分の体に合わない寝具を使っていると、熟睡できなくなります。

体に合わない寝具は、寝ている時、体を無意識的にこわばらせてしまいます。

その結果、寝ている時も、常に体のどこかに力だ入ってしまっているという状態になり、全身をリラックスさせることができなくなります。

これでは、熟睡することはできません。

まず第一に見直したいのが、枕の高さと硬さです。

寝ている時に、首や肩背中のどこかに力が入ってしまうような枕を使っている場合、睡眠の質が落ちている可能性があります。

適度な弾力を持ち、尚且つ、首や肩背中に負担のかからない枕に変えてみることをオススメします。

もう1つ見直したいのが、ベッドの硬さです。

ベッドの硬さが体に合っていない時も、背中や腰に大きな負担となり、安眠を妨げます。

どんな対処法を試してみてもなかなか快眠できないという時は、ベッドが自分の体に合っていないという可能性があります。

3.パジャマのサイズや素材

よく「面倒だから」という理由で部屋着のまま寝てしまったり、パジャマを適当に選んでしまったりする人がいますが、リラックスできないパジャマを着て寝ると、快眠できなくなると言われています。

なかなか快眠できないという悩みを抱えたら、自分が今着ているパジャマが、リラックスできる素材であるかどうかを見直してみてください。

まず大切なポイントは「体を締め付けない」という点です。

パジャマはゆったりとしたサイズを選びましょう。

体を締め付けるようなきついサイズのパジャマを着ると、それだけで体がこわばって眠れなくなります。

ぴったりし過ぎた大きさのパジャマを着ると、無意識的に体に力が入ってしまいます。

これも、快眠を妨げる原因の1つです。

もう1つ大切なポイントは、パジャマの素材です。

パジャマは、できるだけ柔らかく、ふんわりした素材のものが良いでしょう。

ごわごわした素材のパジャマを着て寝ると、リラックスできないため、熟睡できなくなります。

買ったばかりの新しいパジャマは、どうしてもごわごわしているので、1度お湯に通すなどして柔らかくすると良いでしょう。

4.毎日の生活リズム

生活リズムが乱れていると、夜快眠できなくなるという傾向が高いと言われています。

特に、夜型生活が定着して夜更かしが多いという人は、生活リズムを1度見直してみる必要があります。

夜更かしが続くと「夜遅い時間に脳が興奮する」というリズムが体内で出来上がってしまいます。

これが長年定着してしまうと、体や脳がそのリズムを覚えてしまい、夜になってもリラックスできない体質になってしまいます。

その結果、なかなか寝付くことができず、快眠できなくなってしまうようになります。

夜更かしが続いているという自覚がある人は、夜はできるだけ早く寝るように意識し、生活リズムを改善するように努めることが大切です。

5.ストレスを上手に解消しているかどうか

ストレスを溜め込み続けると、脳が常に興奮状態になります。

この状態が長い間続くと、夜になっても頭が冴えてしまい、快眠できなくなります。

しかし、社会人になれば、どんな人にもストレスはついて回るため、逃げることはできません。

大切なことは「溜まったストレスを上手に解消しているかどうか」です。

ストレスをその都度上手に解消すれば、脳の興奮は鎮まり、スッと眠れるようになります。

ストレスを溜めっぱなしにせず、意識的に解消するようにすることが、快眠への大切なポイントです。

「最近ストレスが多い」と感じたら、睡眠の質が落ち始めている可能性もあります。

そんな時は頭を切り替え、自分の好きなことをするなどして、ストレスを上手に発散しましょう。

快眠できない時には環境を見直してみよう

「なかなか快眠できない」という場合、体がこわばっていたり、脳が興奮状態になっていたりするということが大きな原因として考えられます。

それらの原因となる要素を改善するための工夫をし、体や脳を意識的にリラックスさせることが大切です。

そのためには、生活習慣を始め、寝具やパジャマなどを見直し、少しでも自分をリラックスさせるように意識してみてください。