学校や仕事の昼休みには時間を有効に利用して身体を休ませたいですね。
軽いお昼寝をすることは体力の回復と、仕事や勉強などの作業の効率を上げる効果があるといわれています。
しかし仕事中や学校では横になってお昼寝をすることは難しいですね。
そこで今回は机で上手に睡眠をとる方法をご紹介します。
1.机にうつ伏せで寝る
お昼寝では熟睡をすることはよくないとされています。
浅い眠りで睡眠をとることで、目覚めもスッキリと起きることができます。
そのため、お昼寝の時間は15~20分程度が適切であるといわれています。
最も効果的な寝方としては机に腕を組み、その上におでこを置いてうつ伏せになって寝る体勢がいいでしょう。
この寝方だと浅い眠りにとどめることができる上に、横になることができない会社や学校などでも寝やすい体勢でもあります。
しかし腕の上にうつ伏せになって頭を置いて寝ると、身体への血のめぐりが悪くなり、腕や足などがしびれたりする可能性があるので、本やノートなどを積んでから、頭を乗せるための簡易枕を作って寝るのがオススメです。
簡易枕の高さは、心臓と頭の高さがそろうようにすると、心臓への負担を減らすこともできます。
うつ伏せでお昼寝をする場合は、よだれが垂れて本などがよごれないように、タオルやハンカチを置いて寝るようにするといいでしょう。
バスタオルを一枚用意しておくと、折りたためば高さも出るため一石二鳥です。
机にうつ伏せになって中々な眠れない場合でも、目を閉じて静かにしているだけでも脳を休める効果はあります。
静かに目を閉じて身体を休ませるようにしましょう。
2.片腕を机に置いてその上に頭を置いて寝る
昼休みを利用して睡眠をとる場合、片腕を机の上に伸ばして置いて、その上に頭を置いて寝る方法もオススメです。
この寝方は、少し顔が横向きになるため、口呼吸になることやゲップが出ることを防ぎます。
うつ伏せの場合、真下を向いて寝ることになるため口が開きやすくなり、よだれが出たり口呼吸になったりする原因となります。
口呼吸によりゲップが出やすくなるので、なるべく口は閉じて寝るようにしましょう。
また使用していない反対の手は机の下におろして寝るようにしましょう。
利き腕をおろしておけば、起きた後に腕がしびれて仕事や勉強で支障が出るのを防ぎます。
3.お昼寝グッズを利用する
本やノートによる簡易枕よりも快適にお昼寝をしたい人は、快適に寝ることができるお昼寝グッズを利用してみましょう。
お昼寝グッズには机で寝るための専用の枕もあります。
机で寝るための専用の枕には立体的なスクエア型のものから、ウレタンを使用した低反発の枕までいろいろな種類があります。
学校や会社に持っていく場合は、小型の携帯枕がオススメです。
中には口以外の頭全体をすっぽり覆うタイプのものもあり、しっかりと空間を遮断することもできます。
このタイプは寝る時に頭が安定する上に、騒音も遮断できるので安心してお昼寝をすることができます。
枕によって肌ざわりや使用している素材なども様々なので、自分の好みの枕を選んでみるといいでしょう。
4.椅子に座ったままの姿勢で寝る
机にうつ伏せになって寝ることやお昼寝グッズを利用することで、髪型が乱れたり、顔に跡がつくのが気になる人は椅子に座ったままの体勢で寝る寝方がオススメです。
その場合は椅子に座った状態で、机の上に手を組んで置いてそのままの姿勢で寝ます。
寝る時に少し下を向くといいでしょう。
しかし下を向きすぎると、首を痛める場合があるので注意しましょう。
一見寝にくそうな体勢ですが、手を机の上で組んで寝ることで、身体が前に倒れることを防ぐことができます。
髪型が乱れるのが気になる人や、お昼を食べた直後の人にも、胃が圧迫されない体勢なので、オススメです。
椅子の背もたれにもたれかかることができる場合は、しっかり体重を背もたれにかけて寝る方が、手を組んで寝るより楽に寝ることができます。
椅子の背もたれに身体をしっかり預けることで、腰への負担が軽くなります。
また背もたれにもたれかかるため、胃への負担も少ない体勢となります。
椅子の背もたれにもたれかかる場合は、首への負担を和らげるためにネックピローを利用したり、腰と背もたれの間に置く腰痛対策クッションなどを利用するとより快適にお昼寝をすることができます。
机で上手に快眠しよう
適切なお昼寝は、作業効率をアップさせることができます。
横になれない学校や会社では、机でうまく睡眠をとれるかどうかがそのカギとなります。
ポイントは熟睡をしない寝方で15~20分の間で睡眠をとることです。
15~20分でお昼寝をするには机で寝るのが最も効果的なのでぜひ試してみてください。
目を閉じて脳を休ませるだけでも効果的なので、昼休みを利用して仕事や勉強の作業効率を上げてみましょう。